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続編は青春ドラマなんですね:映画評「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」

80年代のゴーストバスターズシリーズの正式な続編として作られた前作
なかな繊細なところがあって、結構良い出来だったと思っています。
本作はその続編
前作のメンバーが揃って登場します。


オクラホマ州からニューヨークに引っ越してきたスペイングラー一家。
新生ゴーストバスターズとして活躍するが、フィービーは未成年であることを理由にメンバーから外されてしまう。
疎外感を感じるフィービーは、メロディーと言う幽霊と出会う。
そんな中、初代ゴーストバスターズの一員であったレイのもとに不思議な球体が持ち込まれる。
その中には、あらゆるものを凍らせる力を持つゴースト「ガラッカ」が閉じ込められていた…。



基本的には楽しめたんですよ。
興行成績も悪くなかったんじゃなかったでしたっけ? (アメリカでは)
でも個人的には前作にはちょっと及ばなかったかなぁ…と。


前作の良さは、マッケンナ・グレイスが演じるフィービーの繊細な演技がありました。
ゴーストバスターズなんだけど、実質上はフィービを主人公とする青春ドラマ…というか。
本作でもそういう側面はあって、メロディーと言う幽霊との友情や義理の父親になったゲイリー(ポール・ラッド)との関係なんかにフィービーのドラマが描かれています。
…なんですけど、なんとなく踏み込まれてないんですよね。
その分ダン・エイクロイドとかの前のゴーストバスターズメンバーの活躍が幅をきかせます。
悪くは無いんですよ。
やっぱり彼らの活躍を見たいって言う気持ちは僕にもありますから。
でもそのことで物語としての完成度は一段落ちているように思います。


前作で監督してたジェイソン・ライトマンが降板したっていうのもあるのかなぁ。
脚本には残ってるんだけど。
前作に比べて大味になってるところがほんと残念でした
マッケナ・グレイスがマジで良いだけにね〜。
良い表情するんですよ。


続編はあるのかな?
ヒットしたからやりそうな気がします。
う〜ん、どうなんだろ。
もうフィービーに焦点を当てた物語にしたんでいいんじゃないかなぁ
みんなそんなにビル・マーレイが見たい?

#映画感想文
#ゴーストバスターズ
#フローズンサマー

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