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泰然自若とは、有り得るのか? Presence of mind, Imperturbability

2022年を迎えました✨本年もどうぞ宜しくお願い致します。さて、今回の日刊かき集めテーマは  #新年の目標を四文字熟語でとの事で。いつもと少し趣きの違ったテーマですかね?


◆泰然自若

自称合理主義を気取るワタクシ。何も2022年に限った事では無いが「泰然自若」というマインドを愛している。辞書で説明してみるとざっとこんな風だ。

泰然自若= 落ち着いていてどんな事にも、何事が起こっても動じないさま。 
そうなのである。慌てるのが嫌い、私の本質。その割にはテンパり屋だとかパニック適応障害だとか言われたりもする。しかし、根っこはこれから起こるだろう事象を何となく予測しながら動いている。と、いうか動きたい。一応私はマーケター担当でもあるし、ビジネスマンが本業だ。調子のいいとき、景気のいいときは、表立ったバッシングは起きないが、一度不調サイクルにハマると、バッシングの嵐である。何処へ行っても何をやっても嫌われまくる。

大変烏滸がましいが「ひとり文学研究所(政治哲学も含)」を地味に続けているワタクシが敢えて言及してみれば。
誰が首相になってもバッシングはやって来る・・的・・そんな思いに駆られるのは普遍だ。バッシングが無い政治屋なんてちゃんちゃら可笑しい。まあ表現の自由からして、それは有り得ないワケなんですよね。

基本的に民意の根本は、新しもの好き、流行り物好きである。しかしなんというか悲しい哉・・伝統に勝てない場合も多い。芸事の歌舞伎の世界で例えると分かり易いか?どうも世襲、2世3世の方が環境的には長く置かれて優位であるので、ぶっちゃけ初心者よりも経験豊富というか?情報量が多く知恵がついている場合も多い。努力している風にたとえ見えなくても、親の七光りに見えたとしても。見よう見真似で覚えてしまうのか?生まれた家とかルーツって不思議なものである。

よって、一概に新しいからいいわけでも無い。逆に新規参入者の方がモノを知らない、と指摘される事も多い。世界はちょっと複雑だ。

私は別にお金持ちでも無いので大口叩けないが、例えば。●●会社の創始者で●●株を沢山保有しており、生まれた瞬間から多額の金銭が発生する凄いゾーンのセレブリティも中には、多数存在する。こう考えると人間って不公平なのだろうか?

トマ・ピケティというフランスの経済学者は公益分配額の必要性を説いている。ストックオプションを代々持ち続けている一族は、ある程度保有し年数が経った後は株を企業に譲渡すべきだ、と。経済がいい塩梅に回らなくなる可能性が否めないから、らしい。

セレブは働かずしても、一生遊んで暮らせる事になっちゃいますもんね。しかし、遊んで暮らし続ける人生って、人間楽しいのだろうか?という厳しい疑問も突き付ける。
努力って言葉は人間性という魅力を付加してくれる。努力は格好悪いけど、意外に格好良さを連れてきてくれるもんだ、と。

人生を「ワンパクでもいい!逞しく育ってほしい!」と、確か昭和時代のハムのCMコピーだったか?ふと思い出される。

しかし。手放すも手放さないのも個人の自由である。それが民主主義の本質だと言える。ルールはどうにもなるのでソコの判断もまた世襲に関しても才能に委ねられるのか?

◆目標設定の妙?

振り返ると「棚からぼた餅」「偶然ラッキー!」って思った事は、個人的にはあまり無い。目標設定して努力し、辿り着いてみて、初めて腑に落ちる事が多い。そうしてやっと安堵。納得するみたい。よってか?私は偏屈なのか・・。しかし想定内で動く事も可能な為、イレギュラー対応し易いメリットはある。
無論「偶然ラッキー!」もいいと思うのですがね。それも人生だあー!!

◆アフターコロナを見据えて

コロナ自粛が始まってから、更に不調サイクルの歯車が回り始めて、ひいひい過ごす事約3年。私の場合は、こうやっとバッシングが落ち着くかなあと思うと更に次のトラップが待っているかの如くついていないと思った。

まあそれは皆さんも同じ気持ちかもしれない。目標達成を設定出来ず、中長期の課題すら立てられない。

欧州ではコロナを戦争みたいに捉えている節もあるのだとか。10万人以上オミクロン感染者が国内発生しても、以前ほど気にしている気配は無い様だ。ペストの経験からもしかして多少気持ちに余裕があるのかもしれない。死者も多数出ているのだが人間って強い。勿論、誰しも死にたくは無い。

人類は一旦0(ゼロ)に戻ってやり直しなんだ、そんな気持ちも有るのだろう。環境問題やらSDGs、エネルギー問題。人類はどのくらい地球に存続していられるのか分からないくらい実は問題は山積みである。孫世代に果たして地球が元気に機能しているのかも訝しげだという説もあるくらい。そんな環境下の人間には、戦争のほか感染病の襲来も想定内でいるのが真の姿か?

◆話のオチに問題?舞台から答えを探る・・

私の日常に関して言えば、周囲からのバッシングがいつまでも鳴り止まない・・何でだろう?コロナ自粛で単独行動、孤立無援?が更に増えて疑心暗鬼になっているのも、一つ大きな要因だとは思う。しかし初対面からのウケが悪いというのもどうなんだろう?私の話ってオチがつまらないのかなあ?とぶっちゃけ、ふと思った。

落語の世界では、本編の前座のお喋りを「まくら」と呼ぶらしい。まくらの時間を大目に割き、大爆笑の故・柳家小三治さん。追悼の折に触れ改めて「お喋り」というものを考える。観客の反応というのを計算?配慮しながら話家の方は、中身を変えていく。

多少私も素人舞台を齧っているので解説してみれば、お客さん全員をノリノリにさせる技術がプロの方は格段に要求される。これは持って生まれた芸の才能、また輝かしいタレントキャリアである。

◆観劇:「泥人魚」唐十郎作 宮沢りえさん主演

ひさし振りに、@渋谷 東急シアターコクーンby唐十郎作、宮沢りえさん主演「泥人魚」を観劇してきた。フラッと1人で千秋楽でも無い時期に行った・・席は全然いい席で無くて恐縮だが、ひっそりと遠くから舞台を見つめる。こうお客さん全体がのってくる一体感はやはり凄いものがあった。唐十郎さんの世界は難解かつファンタジー、また舞台美術が美しく、りえちゃんと鱗の伝説が神々しく美を物語る。りえ様、磯村くんの主演2人の気品と、脇を固める豪華なベテラン布陣・・風間杜夫さん、岡田義徳さん・・etc熱演に惹き込まれる。

難解と呼ばれた物語性からはとっつきにくい印象もするが、考えれば考えるほど新しい発見があるので、私はこういう分かりにくい作品って大好きなんである。噛めば噛むほど・・のスルメ作品? 萌ゆってしまう。ズバリ、推し、活である。


◆続いてオチ的話の着地点を探ってみる


最近、鈴木乃本人は、フェミニストにも先輩や後輩サラリーマンにも最初から評判が悪い様な・・?コロナの影響もあり、色々な場所へ出向いている。新参者をみる人々の視線は少し冷たい。外見がギャルなんだかキャリアウーマン何だか分かりにくい私の風貌もまたウケが悪いのか?しゃあしゃあと小難しめな話を展開も微妙・・また偏屈な話しちゃったかなあ?とよく反省するに至る。世間話ですら滑っているのか?いまいち自分の居場所が掴めていない。

大体において映画やドラマの主人公は、結末はハッピーエンドで終わったとしても途中は絶対項垂れるシーン、落ち込むシーンが挿入されている。そうでないと物語として盛り上がらない。完璧な主人公なんて、人は別にみたくも無い感情移入も出来ない、興味も湧かない。共感性って大事だ。
雑誌週刊誌の記事を捲っていて、確か往年のハリウッド大女優キャサリン・ヘプバーン様に関してだったと思う。ヘプバーン様ですらそうなのかあーと・・。

話はジョークを旨とする落語に戻る・・やはり万人の心を捉えて離さない落語のような様式美の如く、はっきり分かり易い方が、泰然自若さを目指せるのだろうか?周囲の方々にも安心して接して貰えるのだろうか?うーむむ。。悩ましい。。てか、そんなんいつも余裕綽々に作れるのだろうか?しかし作るべき努力を、もしかしたら私は自分に課していたのかもしれない。
戦争だか何かの波にノマレテ失ってしまった何かだったのだろうか?

決して、立派な自分だか正当性をアピールし過ぎている訳でも無い筈なのだが・・どうもおかしい。妙である。20代よりも評判が悪い最近の自分を比較してみた結果である。

自分の上滑り感半端無い感を反芻してみるに・・いや余裕が無いのだろうよ・・?逆に・・必死過ぎるのであろう・・多分わかっちゃあいる・・そろそろもういいトシなんだから肩の力も脱いて見せなくちゃあ・・先輩にはきちんと忖度し、若い子には優しく威厳を持って接しているつもりなんだけどなあ・・あまり上手くも回って無い・・とゆうか・・諸々、公私も含めて、反省に至る鈴木乃である。泰然自若・・是非去年よりも心がけたい。果たして2022年はどんな年になっていくのだろうか? 

追伸:
皆さまに沢山の幸溢れる素敵な年となります様に。。

Textby:  SuzukinoAyako  鈴木乃彩子

編集: 真央


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