Vol.37 この手術が〇〇する確率は...? 〜フレーミングとリフレーミング〜
お立ち寄りいただきありがとうございます😊
今回は、情報の伝え方や受け取り方(とりわけフレーミングとリフレーミング)について。
noteを始めてから、送り手としても、受け手としても、事実や情報をどういう風に切り取るかを気にするようになりました。次のような感じです↓
1つの事実や情報に対して、自分自身が「どのような解釈を入れて、どのようなフレームを与えるか(フレーミングをするか)」
具体例で考えていきたいと思います。
あなたは、とある手術を目前に控えた患者さんだとします。医師から、次の4種類の内容を言われた時、それぞれどのような感情が湧いてきますか?
Aという医師からは、
・この手術が、成功する確率は、95%です。
と言われた。
一方で、Bという医師からは、
・この手術が、失敗する確率は、5%です。
と言われた。
そして、Cという医師からは、
・この手術が、成功する確率は95%で、失敗する確率は5%です。
と言われた。
Dという医師からは、
・この手術が、失敗する確率は5%で、成功する確率は95%です。
と言われた。
ざっくり分けますと、
・利益のみ伝える
・リスクのみ伝える
・利益を先出しし、リスクを後出しする
・リスクを先出しし、利益を後出しする
といった具合ですが、皆様はどの伝え方が1番安心しましたか?
伝えている事実は同じですが、その伝え方(発信のフレーミング)によって、受け手が感じる印象も大きく変わるなぁと私は思います。
また、受け手の受け方(受信のフレーミング)も、バラバラなのではと思います。
Aパターンで言われた場合であっても、
「90%超えているのなら安心です」と受け取るか、「100%じゃないんですか」と受け取るか、人によって差がありそうです。
相手がどんな受け取り方をするタイプなのかを把握した上で、伝え方の工夫を凝らせたら、仕事もプライベートも、よりスムーズに進んでいきそうな予感がしますね。
ただ、1点注意が必要なことがあります。それは、知らず知らずのうちに自分自身も固定的なパターンにハマっている可能性があるということです。
「伝え方や受け取り方の癖」、「ステレオタイプ」と言ったら分かりやすいかもしれません。
固定的なパターンに支配されると、視野が狭まり、思考が固まり、他責にしがち...と(超個人的で申し訳ないですが)実感しております。
そうなった時に登場させるのが「リフレーミング」です。
「あっ!そういう見方もあったか!」と、自分自身の思考の凝り固まりをほぐしていく手法になります。
リフレーミングをするために意識していることは、
・色々な情報に触れること(情報源の複数化)
・色々な人の意見に触れること(他人の視点を取り入れる)
・代替案を考えること(バイアスに支配されている可能性があることを想起する)
・「そもそも」を問うこと
などですが、まだまだ。
このあたりを継続的に実践せねば...ですね。
ちなみに、私の大好きなリフレーミング映画は、「ヘアスプレー」です。
「こうあるべき!それ以外は受け付けない!」をコミカルに打ち砕いていく登場人物たちに、「すごいなぁ、かっこいいなぁ、こういう生き方が好きだなぁ」と感じます。
ひたすらに感情が昂るエンディングには鳥肌が立ちっぱなしでした。
ぜひ週末のお供に〜♪
皆様の「リフレーミング方法(映画でも何でも!)」もありましたら、ぜひお知らせください^_^
●今日のまとめ
・情報を受発信する際には、固有のフレーミングに支配されている可能性がある
・リフレーミングで思考の凝り固まりをほぐす
・週末のお供はヘアスプレー
今日もご覧いただきありがとうございます😊
参考リンク:
荻上チキ・Session-22 【OP】「テラスハウス打ち切り報道を受け、荻上チキが<メディアと心理>を語る」荻上チキ https://nhsw9.app.goo.gl/BZFS #ラジオクラウド #TBSラジオ
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