[短歌3首連作]ふれる

雫落つ 我を鉋と言ひしきみの我にやさしくきみに冷たく

百日紅のかげより人ら湧き出でて花、生殖のうつはたること

目の裏に雪が止まぬと泣いてゐて冷たくなつてしまつた 九月

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