2022.3.18 地震のとき感じた『3つの目』
3月18日(金)
一昨日の地震は結構揺れましたよねぇ。
今日は、地震の時に感じた『3つの目』についてお話ししたいと思います。
あれだけ大きな揺れがあると、そのときの心境ってどんな感じでしたか?
「やばい!逃げよう!」
「家は潰れないか?」「家具は倒れないか?」「火の元は?」
そんな感じでしょうか?
地震の時の心配事ってとっさにいっぱい浮かぶと思いますが、
その心配事って身の回りを確認し終えたら、どんどん範囲が外に広がっていきますよね?
例えば、一昨日の私の場合、まずは当然自分の身の回りに注意がいきました。
なので、ストーブ消したり箪笥を見たり、ドアを開けたり・・・そんな感じですね。
で、ほぼ同時に、一緒に住んでる家族が心配になって確認しました。
次に離れて住んでる家族が心配になって、揺れがおさまった後ラインで確認しました。
そしてその後、仕事関係が気になるという順番でした。
工場とか、山形は大丈夫っぽいけど、仙台の社員とか仙台営業所とか・・・
そして震源近くのお客様がヤバいかな・・・という感じです。
だいたいここまで心配の範囲が広がったときに時計を見たら、揺れ始めてからだいたい5分位かかっていました。
つまり自分が大丈夫なのを確認してから、近場から遠くにどんどん思考の範囲が広がっていくのですが、その範囲がより広くてよりスピードが速い人は、多分俯瞰力が高い人なんだと思います。
いわゆる『3つの目』でいうと「鳥の目」が得意なタイプはパーっと俯瞰し
て全体を把握していくんだと思います。
で、「虫の目」が得意な人もいます。
一番気になる狭い範囲の部分だけど、でも抜け目なくフォーカスするタイプです。
身の回りだけどもっと深掘りして確認したり、遠くのピンポイントのお客様を心配したりするタイプです。
さらに『3つの目』の残りは「魚の目」、つまり時間の流れを見る目です。
実際地震のときに自分が考えたのは・・・
「3.11のときと比べてどうなのか?」
「来週から始まる冷たい肉そばの発注はどうなるのか?」
「月末考えている東京での商談はできるのか?」
「上手くいかなかったら、今後余った原料をどう有効に活用するか」
・・・
経営者やリーダーは、この『3つの目』のバランスが大切といわれます。
まあ、地震のときにこんなこと考える必要はなくて、自分の安全を確保しろって感じですが、
普段の仕事のときには、自分が今『3つの目』(「鳥の目」「虫の目」「魚の目」)のどの目で見ているかを意識して欲しいなぁと思います。
それでは本日もよろしくお願いいたします。