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ゴミ探訪

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ボーカロイドを中心に音楽の話をします
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ボカロレビュー:フェザーミーム『Kurderia』押韻が歌詞に与える説得力

ボカロレビュー:フェザーミーム『Kurderia』押韻が歌詞に与える説得力

みなさん、歌を聞きながら歌詞を追うほうですか?

ぼくはね、あんまりです。だって無理ですよ。難しい。音楽って、たくさんの音が鳴ってて、それがこっちの理解と関係なくものすごい速度で流れていきます。ボーカルを聞き取り、意味や響きを判断して「いい詞だなあ」みたいに考える余裕はないのです。ぼくはたいていの音楽で固有の時間の流れについていけていない。これはぼくの能力的な問題です。リズムに乗ってごちゃごちゃ言

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「ミニマルな音楽」とはどういうものか

「ミニマルな音楽」とはどういうものか

ミニマルな音楽が好きです。ミニマルというのは「最小限の」くらいの意味で、そのままミニマル・ミュージックと呼ばれるジャンルもあります。しかし、それ以外の文脈でも、音楽についての文章で「ミニマル」という言葉を目にすることがあります。コードやメロディ、リズムの展開に乏しかったり、極端に切り詰めた楽曲の形式をしていたり、音の数が少なかったり、そういった音楽に対して、わたしたちはしばしば「ミニマルな」という

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ボカロのなかのポストパンク

ボカロのなかのポストパンク

ボカロとポストパンクが好きなのでボカロのポストパンクな曲を紹介します。人は二十歳のころ聞いていた音楽に一生とらわれ続けるのです。こういう冗談を真に受ける人にはなりたくないですね。

いきなり曲紹介しようと思ったんですが、それだとちょっと不親切なので、まずポストパンクについて簡単に説明します。次にボカロとポストパンクの関わりについてざっと触れて、最後に実際どんな曲があるか紹介しましょう。以下、文中に

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ボカロのなかのポストロック(その3)

ボカロのなかのポストロック(その3)

ボカロのポストロックを紹介する記事です。(その1)はこれ。

ボカロ聞く人にポストロック聞いてほしい目的もあるので、今回はポストロックの話から入りますかね。

去年くらいからSpotifyでSweet Tripが流行っている、というのを最近知りました。Sweet TripはOvalのグリッチとマイブラのフィードバックという二つのノイズに影響を受けつつ、Aphex Twinやμ-ZiqのようなIDM

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ボカロのなかのポストロック(その1)

ボカロのなかのポストロック(その1)

暇なのでボカロのポストロックに関するディスクガイドでも書くことにします。紹介する曲は時系列に沿ったものではなく、再生数やボカロシーンでの重要性なども考慮していません。純粋に今のぼくの好みです。(その1)ということは、たぶん(その2)もあるんでしょうね。なにもわかりませんが。

はじめに:ポストロックとは最近またポストロック(post-rock)をよく聞いています。ここでぼくを含む一部の人が「”ポス

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2018年に聞いて好きになった11曲

2018年に聞いて好きになった曲たちを紹介します。2018年の曲ではなく2018年のぼくの耳に合っていた曲です。ぼくの耳は近年オーナーの怠慢によりアップデートがなされておらず、あまり現代的な仕様ではないので、必然的にやや古い音楽が中心になります。ぼくもナウい音楽に明るいいっぱしの音楽リスナーになりたかったよ。

The Bats - Miss These Things 

ジャケのイラストからその

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自作解説:「初恋」

 あまりしたことがないのですが、詞の話をします。「初恋」の詞はPuhyunecoさんの「アイドル」に触発されて書いたものです。

 より具体的にはアイドルの「初恋でとなり同士/一言もしゃべらないまま/卒業式、別々の窓/白色の空見上げるだけです」の部分です。まずはこの詞に解説を加えていきましょう。断っておきますが、詩作をまじめに勉強したことはないので適当です。
 音楽的には、上記のパートで一気に音数

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VOCALOID音楽と引用の技法

ニコニコ動画を場として起こったボカロ音楽は、初音ミク発売直後のごくわずかな時期を除いて、一次創作を中心とした文化でした。オリジナル曲の方がカバーやリミックスよりも圧倒的に多く再生されていったのです。

しかし二次創作に属するアプローチが無視されていたわけではありません。例えば新しいVOCALOIDが発売されたときに声のサンプリング元の歌手の持ち歌(いわゆる課題曲)をカバーしてソフトの性能とボーカル

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VOCALOID Nuggets:来るべきサイケの時代に向けて

VOCALOID Nuggets:来るべきサイケの時代に向けて

事実として、ニコニコ動画のVOCAROCKシーンにサイケの時代はなかった。それはニコニコ動画においてサイケデリックロックを探すためのタグがほとんど機能していないことや、そのジャンルに結びつけて語られるアーティストが再生数の面でメインストリームのロックに水をあけられていることが顕著に示している。VOCALOIDシーン全体に目を向ければ、唯一「感性の反乱β」はサイケデリックなムーブメントと言えるが、そ

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