【心理学】ダイエット中ならこの記事は絶対に読まないでください。
ダイエット中、甘いものを我慢しているのに
つい食べたくなってしまう時ありますよね
我慢すればするほど、チョコやお菓子が食べたくなってしまう…
痩せたいから食べたくないはずなのにどうしても食べたい。
どうしてこんな心理になるのか
2つの観点から科学的に解説しますね。
1.脳内と体内で起こっていること
ダイエット中にチョコをみた瞬間、脳は一時的に報酬への期待に支配されます。
脳内でドーパミンが「チョコを食べよ!!」と指示してくるのです。
体内では脳からの指示をを受け
「チョコを食べると血糖値が一気に上がるぞ!
糖分を取りすぎて昏睡状態になってしまうから
事前に血中の糖分を下げておこう!」
と勝手に気を使って血糖値を下げてくれます。
血糖値が下がると糖分を欲するのでますますチョコを食べたくなります。
2.シロクマのことだけは考えるな
シロクマのことだけは考えるなという実験をご存知でしょうか。
1985年トリニティ大学で行われた心理学実験です。
被験者に「5分間シロクマのことだけは考えないでください」と指示しました。
指示された被験者はシロクマのこと以外を一生懸命考えようとしますが、
頭の中はシロクマでいっぱいになったという結果になりました。
このように何かを考えないようにすると、
かえってそのことが頭から離れなくなります。
「チョコを食べちゃダメだ」「お菓子のことは考えないようにしよう」
とすればするほどチョコに意識が入ってしまいます。
2010年にある調査ではダイエット中の人はダイエットをしていない人よりも
食べ物について考えないようにしているという結果が出ています。
さらに発展した実験で
考えるなと言われたことを実行してしまう
という研究結果も出ています。
つまり、「チョコを食べないように考えれば考えるほど、チョコを食べてしまう」のです。
この実験はロンドン大学で行われました。
女性を2グループに分けて
一方には「チョコのことは考えないでください」
もう一方には「チョコについて何でも思うことを口に出してください」
と伝えました。
その後参加者の女性の前に20個のチョコが入ったボウルを目の前に置き
部屋に女性一人きりにさせます。
するとチョコのことを自由に考えた女性グループよりもチョコのことを考えないようにしていた女性グループの方が2倍もチョコを食べていました。
まとめ
なぜ人はダイエット中にチョコを食べてしまうのか
それは体の生理現象が原因でもあり、自分の思考が原因でもあります。
ダイエット中にはチョコのことを考えてもOK!!
我慢はダイエットの敵です。