大阪・梅田 買い物旅行記
6月10日(月)
大阪旅行二日目。
一日目は天満にて
食い倒れ・飲んだくれツアーをした私たちだったが
今日こそは買い物へ行こうということに。
前日に日付が変わるまで飲んでいたにも関わらず、
私たちはその後ホテルの大浴場に行って
そのまま各々の部屋にてすぐに就寝したので
全然二日酔いという感じはしなかった。
二人も全然ピンピンしていてさすが。
やはり持つべきものは酒が飲める友人。
この日無事でいられたのは
酒豪伝説を飲んでいたからというのも
あるのかもしれないし、
もしくは前日にワインにしか手を出しておらず
ちゃんぽんしていないからという説もある。
とにかく、三人とも無事でよかった。
この日私は9:00頃ホテルの部屋にて起床したが、
ラインを見ると二人はもう起きているようだった。
一人の友人から、部屋に遊びに行っていい〜?
とラインが入っていたのでどうぞ、と返す。
訪ねてきた友人はもうすっかり準備を終えていて、
化粧もバッチリだしちゃんと髪もセットしている。
で、入ってくるやいなや、
「あんた、さては寝起きだね?」と一言。
はい寝起きですよ、もちろんどう見ても。笑
パジャマだし、髪ボサボサだし、
化粧もしてないし、ベッドはまだあったかいし。笑
私は準備が早いから
ギリギリまで寝ていても間に合うのだ。
それに集合時間は最初から決めてなかったし。
みんなが準備できた時が集合時間なのだ。笑
まあそんなわけで、友人が来たことで
私もしぶしぶ準備を始めることに。
(本当はまだ寝ていたかった笑)
でもこの私が、
チェックアウトの時間よりだいぶ早く起きて
準備できるようになったことを褒めてほしい。
昔の私なら確実にできていないもの。
旅行だとしても、
ギリギリまで寝ていたいタイプだから。笑
友人は私にメイクしてあげる!と言って、
バカでかいメイクポーチをお披露目してくれた。
わざわざ持ってきてくれていたのだ。
どうせまだ化粧なんかしてないだろ、
と思っていたんだろうなと思うと笑えてくるが。
というわけで友人によるメイクが終わり、
それさえ終われば私はあと10分で出れるので、
10:20にホテルのロビー集合ということになった。
この日は特に何をするとも決めておらず、
漠然と買い物したり観光したりする、という
なんとな〜くの予定しか立っていなかった。
その日の気分でやりたいことを決める。
それが私たちのやり方。
まあ、あらかじめ予定を組んでおくっていうのは
たしかに効率的かもしれないけれど
それってその日の気分に従わないことになるし、
こんなふうにゆるゆる予定を組んでいた方が
結局楽しいし楽なんだよね。
だってここでもし二日酔いになっていて、
そんな日に観光の予定をゴリゴリ入れていたら
絶対に辛かっただろう。
予定を立てたのにそれを変更しなきゃいけない
というストレスも発生するし、
じゃあ何する?とそこでまた何かを決める
ストレスだって出てくるわけで、
結局、アラサーになってからの旅行ってのは
「ほとんど何も決めない」で行くのが正解だな、
と私は思っている。
てなわけで、
二日酔いではないけれど酒明けの私たちは、
何かさっぱりしたものが食べたい気分だった。
各々うどんが食べたいだのカレーが食べたいだの
蕎麦が食べたいだの、
とにかく好き放題に欲望を言い合うという
なんの協調性もない会話をして、
なぜ我々は仲良くできているんだろう?
と不思議な気持ちになった。笑
本当になんで?みんな我儘なのにな。笑
で、駅の近くに
どデカいフードコート的なところを発見したので
ここなら各々好きな物食べれるじゃん!
とそこに入ることにした。
でもそばって書いてあったのに中華そばの店だったり
カレーはそこには置いてなかったりして、
結局みんな同じうどん屋さんで
うどんを頼むことに。なんやねん。笑
わたしは酢橘の入った冷やしうどんを。
これが酒明けの胃にめちゃくちゃ沁みて
本当に美味しかった。
腹ごしらえをした私たちは、
そこで本日の作戦会議を。
せっかく梅田にいるのだから
その辺のでかいビルの展望台でも行くか!
ということになって、
一旦スカイビルの展望台を目指すことに。
ここから歩いて十分だしちょうどいい!
で、道中その辺のビルを歩いていたら
私の大好きなちいかわのお店を発見。
(ちなみに二人は全然興味ない)
でも私はどうしても見たかったので
ひとりでウワァ!!!とか言いながら
ちいかわグッズを眺めて堪能する。
いやあ本当にちいかわって可愛いのにな。
ハマったら沼ですよこれは。笑
ちいかわらんどの隅っこに
自分で文字を選んでネームプレートを作れる
みたいなコーナーがあって、
ここでお揃いのキーホルダー作ろうよ!
と友人が言い始めた。
いやあこれがめちゃくちゃ傑作だった。
みんなでワイワイ言いながら
自分の名前を入れたちいかわちゃんの
ネームプレートを作り、早速カバンにつけて
キャッキャキャッキャと騒いだ。
これを作ってる時間があまりに楽しすぎたし、
完成品があまりにプリティーすぎて三人で爆笑した。
完全に幼稚園児のネームプレートだ。
幼稚園バッグについていてもおかしくない
仕上がりのラブリーなネームプレートを、
アラサーが意気揚々とバッグに付けて
梅田を練り歩いているというシュールさよ。笑
でも私たちはこれで、
かけがえのない思い出をまたひとつ
増やしてしまったのだ…
これを見るたびに、
私はこの旅を思い出してきっと
泣いてしまうんだろうな。(いつ恋)(泣くな)
いやあでもほんとにいい思い出ができた。
可愛いし。
本当に可愛すぎてめちゃくちゃお気に入り。
職場のバッグに付けて、
みんなに自慢したいレベル。笑
ちいかわネームプレートをつけた三人は
上機嫌でスカイビルへと向かう。
歩いて10分で着く予定だったのに
ちいかわらんどで足止めをくらい30分ロス。笑
まあこういうのも旅の醍醐味だ。(言い聞かせ)
スカイビルまではかんかん照りで、
あまりに暑そうなので途中タリーズに寄って
アイスカフェラテをテイクアウト。
外はほんとに暑くて暑くて、
タンクトップで正解だったと思い知らされた。
もう夏なんだなあ。夏が来たんだ。
ようやく辿り着いたスカイビルの屋上は
ほんとに景色が抜群に綺麗で、
なんと外にも出られるようになっていたので
もちろん外にも出てみることに。
そして三人でインスタ用の写真撮影大会をして
地上へ戻る。笑
(インスタグラマー?)
このスカイビルで観光欲が満たされた我々は、
また駅へ戻って今度は買い物をすることにした。
私の地元にはない店舗が、
ここにならたくさんあるのだ。
まあ東京に住む友人にとっては
心底どうでもいいことなんだろうけれど。笑
駅まで徒歩10分だが、
その間また炎天下の下を歩かねばならないので
絶対に冷たい飲み物が必要、ということになり、
間にあるスタバに寄ることに。
とにかく、暇さえあれば何か飲んでる。笑
酒を入れてないだけ偉い。
アラサーなのですぐに体力が尽きてしまい、
5分歩くたびにどこかに座ってしまう。
酒を飲んでいる時は無限に立ってられるのに。笑
やっぱり動力源がないとダメらしい。
というわけで、まだ買い物はしていないし
うどんを食べてから数時間しか経っていないけど、
動力源(酒)を入れるために
狙っていたお店へ行ってみることにした。
「赤白」というお店で、
大阪にしかない洋風おでんのチェーン店だ。
ここは友人のおすすめだったのだけど、
本当ーーーによかった。
マジで全酒飲みにオススメしたい。
以前地元のカレー屋さんが夜営業をしている時、
そこの店主さんが洋風のおでんを出してくれて
それがめちゃくちゃ美味しかったのだけど、
それはここ、赤白のおでんから
インスピレーションを受けたものらしい。
その店主さんも、
値段や料理の質のことを考えると
飲むなら絶対東京より大阪だし、
遊ぶんだとしても今は東京より大阪の方が
断然楽しいと思う、と言っていて、
やはり時代は大阪…!!!と思ったのだった。
思えばあの夜営業の日から、
我々の大阪旅の構想は始まっていたように思う。
その時の私は全然大阪のことを知らなかったので
「え〜?そうなの〜??」と半信半疑で
聞いていたところがあったけれど、
実際に自分で大阪に足を運んでみて
たしかにそうだな、と思った。
というか、そう言われる所以はあるな、
ということを感じた。
なんでかっていうと、
最近の東京はまず人が多すぎるのだ。
いや、昔から多かったけれど、
今は外国人が増えたこともあって
流石にこの人の量は異常だよな、
と最近はよく感じる。
ちょっと休もうと思ってカフェを探しても
チェーン店でさえひと席も空いておらず
全然座れないということがザラにあるし、
奇跡的に座れたとしても
隣の席との距離が信じられないくらい近くて
とてもじゃないけど落ち着いてお茶なんかできない。
買い物をするときだってそう。
毎日がまるでバーゲンセールの争奪戦みたいで
これじゃ落ち着いて買い物なんてできやしない。
こんな中で東京の人は暮らしているのか…?
と半ば絶望したような気持ちになるのだ。
東京は便利だけど、
その便利さに惹かれた人々によって
そのメリットが失われつつある街だな、と思う。
大阪に来る前までの私は、
いやいや大阪だって東京と似たようなもんでしょ、
とたかを括っていたところがあったのだけれど、
来てみたら全然違った。
何がかっていうと、快適さが。
東京と同じレベルのお店が揃っている上に
観光地もたくさんある。
なのに東京みたいに疲れない。
東京ほど人がいないのだ。
私はこのことに心底驚いた。
日本で二番目の都市なんだから、
東京と一緒で人が多すぎて疲れるんだろうな、
と思っていたら、ほんとに案外人がいないのだ。
特に、外国人がほとんどいなかった。
私たちが今旅ですれ違ったのも、
数人レベルではないだろうか。
日本で二番目でこんな感じなのかあ…と
少しショックを受けつつも、
でも逆に考えたら次から買い物をするときは
東京じゃなく大阪に行けばいいんだ!
という学びを得ることもできた。
地元にはない店舗もたくさんあるし、
店員さんともゆっくりお話しすることもできて
じっくり買い物を楽しめる。
飲み屋街も東京ほど混んでいないから
殺伐としていないし、
何より料理のクオリティもめちゃくちゃ高い。
カレー屋さんの店主さんが、
大阪を激推しする理由が私にも分かった。
これってただ聞かされていただけじゃ
絶対に分からない類のことで、
実際に足を運んだからこそ分かったことだ。
これからも、
他人が見聞きした情報を鵜呑みにして
それを自分の考えの如く話すようなことはせず、
自分でもその地に行ってみるとか、
実際に体験してみるとか、
そういう「経験」を大事にしたいなと思う。
と、話が脱線しましたが、
とにかく最高の料理屋さんでした赤白。
ワインも美味しかった。
ぜひ大阪以外にも進出していただきたい、、
というわけで、酒という動力源を入れた我々は
ようやく買い物をするため阪急百貨店へ。笑
私は新しく香水が欲しいと思っていたので、
友人たちに付き合ってもらって
いろんな店舗へ香水の匂いを
嗅がせてもらいに行った。
大好きなディプティックに始まり、
(でも店舗に行ったのは初めて!
いつもパケと名前だけ見て直感で買ってた)
ルラボやバイレード、トムフォード、
シャネル、ディオール、イソップなどなど、
とにかくありとあらゆる店舗をたくさん巡って
香水のサンプルを集めまくった。
で、ディプティックのオーキャピタル
という香水がめちゃくちゃ好みの香りだったので
私これ買うわ、と言っていたのだけど、
友人たちに「それあんたがいつも付けてる
オルフェオンにそっくりすぎるからやめときな」
と言われて撃沈。
そんなに似てるかなあ?!!涙
まあでもたしかに、
香りって自分じゃなかなかわからないし。涙
泣く泣くオーキャピタルは諦めて、
別の香水の候補を探す。
で、それを吟味するためという口実を設けて、
またまたその辺にあったカフェに入る私たち。笑
香水のサンプルを机の上に広げて、
どれが一番いい香りだったかを検討する。
トムフォードの香りもすごくよかったんだけど、
やっぱり私はディプティックが合ってるなあ
ということをものすごく実感した。
ディプティックだったら
どれもめちゃくちゃいい匂いだなと思うのだ。
でもオーキャピタルは却下されたので、
私は結局バイレードというブランドの
「モハーヴェゴースト」という香水を買うことに。
これもウッディな香りが基調となっているみたいで
つまり私はウッディな香りが好きなんだな、と
その時初めて気がついた。
とにかく私好みの香水を見つけられて大満足。
私が買い物してる間に
友人たちも各々買い物を楽しんだようだ。
そんなこんなしているうちに、
もう帰りの飛行機の時間が迫る。
早いなあ。楽しい時間はあっという間だけど、
でも飛行機に乗ったのが昨日のことだと考えると
それはそれで変な感じがする。
もっとずっとずーーーっと、
昔のことのように感じるのだ。
あれが昨日だなんて信じられない。
やっぱり、新しい体験をしている時って
体感時間が長くなる気がしている。
でも楽しかったからあっという間ではあって、
プラマイゼロ、みたいな感じ。
自分でもよくわからない感覚だ。
飛行機に乗る前にもまたお腹が空いて、
三人で空港で冷麺を食べてお別れ。
(どんだけ食べんねん)
とにかく、最高ーーに楽しい旅だった。
やっぱりどんなところへでも
食わず嫌いをせずに行ってみるべきだな。
ものすごくいい思い出ができたし
本当に楽しかった。
次は福岡か北海道に行きたいねって話してて、
その作戦会議として東京でテラス飲みをする、
ということになっている。笑
(完全に口実だが)
次の旅行も楽しみに、
また各々それぞれの場所でがんばろうね。
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