中学受験 子ども vs. 親
みなさん、こんにちは。
今日は、先日の続きのようは話ですが、今時分、模試やらなにやら、さらに運動会だの体育祭、学園祭など催しものがてんこ盛りの時期に起きる、あるあるについて書こうと思います。
親御さんの多くは働いていますね。もちろん、中には専業主婦、主夫の人もいるとは思います。
大人は、職場において、決められたことを目標をもって、その目標達成のために計画を立てたり、それも、日々の計画に始まり月間、期末、年度に合わせた目標があり、それに向けて働いていると思います。
それを、子どもに押し付けんばかりに、勉強スケジュールを立てて、その通りにやらせようという(進めよう)という親御さんが多いと思います。
それはそれで、間違いとは思いません。
しかし、中学受験の子どもは所詮11、12歳でしかないのです。
たった、10年そこいらの経験しか持たない人間に、30代、40代の多くの経験をした人間が、自分の立てた計画を推し進めようとするところに、無理が生じ、衝突するわけです。
子どもも大人も人間で、「こころ」があります。
人間、いつ何時も穏やかにしていることなどは、到底不可能に近いでしょう。
だって、天気が良い悪いという不可抗力によって、気分が変わったりすることを考えるとわかりやすいでしょうか。
大人は、子どもの目線に立つことを、忘れ、計画通りに進まないことに腹を立て、子どもを𠮟りつけるというあるあるが始まります。
子どもは、子どもで日々の生活の中で、様々な出来事があり、喜怒哀楽を子どもなりに感じているはずです。
その感情はどこへいったのでしょうか。
大人が受け止めずして、子どもが殻にこもっていたら、それはどんどん助長して、硬くなっていくに違いありません。
殻が硬くなったところに、叱っても、響かないのは当然で、せいぜい罅割れを起こせればよいかもしれません。
大人は、まず、子どもが殻を作る前に、子どもの気持ちを聴いてあげることをして欲しいと考えています。
それが、良いことであろうと、悪いことであろうとです。
子どもが殻を作る前に、あるいは、作らずに、進められるのが理想です。
だから、大人はまず、計画通りということは脇に置いて、場合によっては問題を棚上げにしても、子どもの気持ちをしっかりと受け止めることが大切です。
それができるから大人なのです。
がっちり、固まった殻に向かって、叱っても響かないし、徒労に終わります。
子どもも親もお互い、時間の無駄、エネルギーの無駄遣いに終わらないように、まずは大人が子どもの話を聞いてから、物事を進めることをお勧めします。