私のスポーツ観戦記 その1
私は、スポーツが大好きです。中学生頃までは足が速くて必ずといっていいほどリレーの選手として走っていました。
しかも、第一走者。リレー選手のエースはやはり最終走者だと考えていた私は花形になれない、
「どうせ、いなかの姉さんですよ」なんて思っていました。
冬はスキーが好きで毎週のように近くの山へ足を運んで、適当に滑っては帰宅していました。
高校に入ってからは、一度はバレー部に入部したものの、インターハイに出場する常連校だったこともあり、練習は厳しく、毎週遠征だのなんだので体力的に続けることが難しくなり、退部しました。
何しろ強豪校なものですから、担当顧問が中々辞めさせてくれず、父に手紙をお願いしたくらいです。
社会人になってからは、冬場のスキー場へは通っていましたが、万が一骨折すれば、仕事に影響するやもと考え、以降はもっぱら観戦専門になりました。
「その1」として観戦するのが楽しいスポーツは、ラグビーです。
なぜ、ラグビーが好きなのでしょうか。その大きな理由は身近なスポーツだったからかもしれません。
高校生の時の体育の時間は、男女分かれた体育の授業でした。
冬場は雪が積もるため、男子は外でラグビー、女子はバスケットでした。
高校生といえば、お年頃、乙女の季節なわけです。
あこがれの男子、今でいえば「押し男」といったらよいのでしょうか、案外美男子でスポーツ万能という男子が周りには結構いました。
そんなわけで、女子のバスケットは適当で、横目に男子のラグビーを見ていたという事もあります。
次に、ラグビーは紳士のスポーツといわれています。
ルールが少しややこしいのですが、最近のテレビ放送では、ルールの説明や反則行為をした際に、テレビの中の小窓で説明が入ります。
そういう意味では、ルールを知らなくとも解説でよくわかるように放送されています。
なぜ、紳士のスポーツなのか。
私が思うに、ボールを前に出してはいけないという大前提で、自分たちのゴールへ突進するということです。
他のスポーツにはない魅力がラグビーにあるとすれば、このボールを前に出してはいけないという事だと思います。
さらに、スクラムを組む時の重量もかなりなものですが、ボールをスクラムの中にいれ、スクラムを通してボールを外に出します。
そのボールを取りに行ってはいけないのです。
最近のルールでは、相手を阻止するために首から上の部分へのタックルが、明確の場合は一発レッドカード退場となります。
この辺のルールを踏まえて、試合を観戦するのは、サッカーとは違い、見ている方が大変わかりやすと思うのです。
以上の事から、私はラグビーの観戦が一番好きです。
さらに、私の押し選手はスクラムハーフのポジションのデクラークです。
彼は、前回のラグビーの王者南アフリカの選手ですが、現在は日本のキャノンイーグルスで活躍しています。
ラグビーの季節としては秋から冬にかけてシーズンがあるので、今は観戦としてはお休みの時期です。シーズンが始まると、それぞれのチームのホームグラウンドを回って試合が行われます。 今年のシーズンは神宮外苑であれば、行ってみようか思案中です。
つづく。