金平糖と好奇心の育て方
こんにちは、つかもです。
突然ですが美味しんぼが好きです。
中でも印象に残ってる金平糖の話を(無理やり)探究と絡めて紹介します。
※美味しんぼ47巻のネタバレを含みます、ご注意ください。
人生とは金平糖である
雄山が栗田さんに出した宿題
第47巻の話です。栗田さんは雄山に披露宴への出席を頼むため、突撃訪問をします。
その際に栗田さんがお茶請けに出したのが金平糖。
雄山「金平糖の作り方を知っているか?」
知らないと答える栗田さんに、雄山は作り方を調べるよう宿題をだします。
金平糖の作り方、みなさんは知ってますか?
金平糖は数ミリの米粉の玉に溶かした砂糖をかけて作る
私が覚えている美味しんぼの紹介ではこんな感じだったと思います。
実際に美味しんぼが取材していたお店のYoutubeがありました。
映像をみるとイメージが掴めると思います。
なぜ雄山は「こんぺいとう」の作り方を宿題に?
取材を経た栗田さんは、雄山にこんな話をしました。
※若干うろおぼえ
「金平糖は本当に小さな核から作る。形も一つとして同じものはない。
それは人間が生まれ成長していく過程に似ている。
こんぺいとうのつのは人間の興味や好奇心のようだ。
すなわち、結婚や人生って素晴らしい。
それを伝えたくてわざわざこの宿題を私に…」
「もういい」
セリフを途中で遮って雄山が一言います。
「結婚披露宴には出てやろう。士郎や同席者のためではなく、お前のためにな」
それはすなわち、雄山が栗田さんに理解を示してくれた意思表示であり、栗田さんが願っている雄山と士郎の和解の第一歩なのでした。
こんな事言われたら泣きますね…。
金平糖のつの、好奇心を育むためには?
探究の種は「好奇心」
人は生まれながらにして、好奇心を備えていると感じます。
1歳の子を見ているとそれが無限に湧きでていると感じます。
やること全てが初めての子供は、やってみたいことを何でもやります。
・雨上がりにマンホールに溜まっている水を指で触る
・クレヨンをコンソメのケースにしまう
・池に降りようとする
探究活動で大事な「好奇心」は「生まれながらに備えている」。
そう、大切なことは「やってみたい気持ち」を止めないことです。
例えば自分は年明けから木工がやりたくて、何度もホームセンターに通い本棚を完成させました。この経験値を残しておきたくまとめた記事が下記。
人が何か「やってみたい」と思ったときの原動力はすごいですよね。
木材の種類、板材の規格、3Dソフト使って見え方をシミュレート、重量を考えて適切なサイズを調べる、やりたくて全部かってにやりました。
自分らしい"つの"を育てるために、自分の「やってみたい」に忠実に生きてほしい(保護者の皆様は、お子様のやってみたいになるべく沿ってあげてほしい)と思います。
"やってみる"→"ふりかえる"で好奇心を更に深める!
金平糖の"つの"にあたる「好奇心」を深めるためにはどうすればよいか。それは"やってみる"→"ふりかえる"のサイクルを回すこと!
下図を見てください。
図の左サイクル中央に「デザイン&リデザイン」とあり、その下から「必要だから知る」の矢印が右に伸びています。
右側のサイクルでは「調査&探索」をして「必要だからやる」の矢印が左サイクルに伸びています。
※この論文は学芸大学の大谷忠先生に教えて頂きました。
この図の自分なりの解釈としては
というループです。
料理で考えるとわかりやすいかも。
みたいな感じ。
経産省がだしてる学びのSTEAM化もこんなサイクルですね。
探究活動のサイクルを上手に説明している図として個人的に良いなと思う図です。ラーニングバイデザイン(LBD)から引用してきたものです。LBDについてはこちら。
次回執筆予告:やる気はどこから来てどこへ行くの?
ですが、このやる気は年齢とともに失われて行く気がします。
このやってみたい気持ちはどこから来るのか?
なぜ損なわれていってしまうのか?
を次のお話で考えてみたいと思います
最後まで読んで頂きありがとうございました。
( ˘ω˘)