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読書感想文

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読んだ本の感想を書いています。ネタバレ注意です。
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#読書感想文

よだかの片思い。私の断片をひっぱり出す島本理生の世界。

不器用な恋を応援したくなるのは、そこに過去の自分の断片を見てるからかもしれない。 決して…

ふつう、を考える。「売上を、減らそう」を読んで

ふつうって、なんだろう。 「ふつう」って、無感情で無関心で、何にも考えてない。 どちらか…

「アンと愛情」で見つけた”ぱかん”を紹介

大学はきっと、こういう「ぱかん」をたくさん見つけに行くところなんだ。なら、楽しいに決まっ…

「息子のトリセツ」を読んで思ったこと

さらっと読めました。ほほぅ‥!と思うところもあって、読めて良かった。 こういう系、いわゆ…

風神雷神を読んで

原田マハさんの小説は壮大だ。 誰もが一度は目にしたり、聞いたことのある世界的な画家、例え…

「ライオンのおやつ」を読んで

読ませてくれてありがとう。 そう思えた小説だった。 大好きな小川糸さんの作品は、ほとんど…

~とわの庭~ 闇から光へ。目の見えない少女の物語。

読み終えられないかも…。 途中何度も読むのをやめようと思った。 図書館に返してしまおうと思った。 大好きな小川糸さんの新作長編小説。 塞いだ気持ちもパッと明るくなるような、黄色い花に囲まれた装丁につられて。 最初の1ページ目の「いずみ」という美しい詩に誘われて。 読書「前」感想文書いちゃうくらい、わくわくして読みだした、のに…。 読み進めながら、ハッと思い出す。そうだそうだ、これは小川糸さんの本だった。のほほんとした気分では読めない。 わたしは小川糸さんのエッセイや小

また会えた。大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。

再会と親密。 読み終えた後、そんな言葉が浮かんだ。 マサルは、マサル・カルロス・レヴィ・…

三菱の一ダースの鉛筆と楊枝のやうな鉛筆。

『三菱の鉛筆一ダース後ろ手に渡せずにゐるバオバブの木の下』 ミスユニバース世界大会2位に…

本日は、お日柄もよく。

もう一度体験したいことの中に、結婚式があるのは、とても幸運なことだと思う。 憧れの教会。…

武田砂鉄の錬金力。鼻毛の贈与話。

なんのこっちゃな題名ですね(笑) 文章で人を笑わせる能力がある人を心から尊敬します。映像…