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血圧高いのは良くないけど低すぎるのも良くない

この時の失神に関しての話

小学校高学年の時、地域の駅伝の試走に行った帰りの車の中で急に目の前が真っ暗になった。急にといっても徐々に視界が暗くなり、そのうち完全に真っ暗になる感じ。
周囲の音は聞こえるし、自分の意識はあるのに目の前だけ真っ暗で何も見えなくなった。
このままずっと見えない状態になってしまうのかという恐怖で支配されていたが、時間の経過で徐々に見えるようになり、その後は特に何もなくだった。

その日を境に、不定期だが何度か急に視界が暗くなることがあった。

中高生の時は、体力テストのシャトルランや持久走の時、終わった後に真っ暗になり保健室に行ったり、通学中の電車に乗っている中で真っ暗になって見えなくなったりしていた。
大学生になってもバイト先に歩いて行き、更衣室で着替えている最中に徐々に見えなくなって帰らせてもらったこともある。

社会人になり、仕事中にも急に目の前が真っ暗になり見えなくなったことがある。周りの音は聞こえているためなんとか持ち堪えて仕事をしていた。

病院に行けばよかったものの時間の経過で治っていたし、治ってからは何もなかったので一度も病院に行かなかったし親にも話さなかった。
なんとなくネットで症状を検索してみると「脳貧血」というものが出てきたから、勝手に脳貧血だと思っていた。(実際病院に行った時に聞いたら脳貧血だった)

先日もいつもと同じように急に目の前が真っ暗になった。
彼氏と一緒に夕飯の準備をしていた時のこと。準備が終わり、料理を運ぼうとした時に徐々に視界が暗くなり始めました。
若干のふらつきがあるものの意識はあり、彼氏に支えてもらっていたが、そのまま意識を失い倒れた。
目を開けたら彼氏の顔と天井が映り、そこで初めて自分が倒れたことに気がついた。
視界が暗くなってから意識が戻るまでの記憶は一切ない。初めての失神だった。
後に彼氏に聞いたところ、目の焦点が合わなくなって、その後後ろに倒れたらしい。約20秒の出来事。
彼氏に支えてもらいながら一度ベッドで横になり休ませてもらった。

翌日の朝、トイレに行く時に昨日倒れた場所を通った時に倒れたことを思い出して少し胸の苦しさを感じた。
ネットで調べて運良く当日空きがある脳神経外科が近くにあったから予約を取って彼氏に連れて行ってもらった。

病院で頭のCTを取った。初めてのCT。CTを撮っている最中少しだけパニックの発作が出そうになった。

その後診察室で、CTの結果から脳梗塞やてんかん等は見つからなかったと伝えられた。そこは一安心だった。
倒れた原因として、起立性低血圧であると診断された。
元々低血圧だったのが何かしらの要因で一気に血圧が下がり、目の前が暗くなり倒れたとのこと。自律神経系のものということも教えてもらった。

念の為ということで数日後、大きい病院で脳波の検査をすることになった。

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