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新卒で金融に入ると言う事

皆さんが思い描く金融業界って何を思い浮かべますか?給料が良い、世間体が良い、親ウケがいい、合コンでモテまくる、等々良いことを思い浮かべる人がいれば、、

辛い、激務、病む、勉強大変、などなどネガティブなことを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

そーなんです金融業界って様々な噂が多くなかなかリアルな声って読み取りづらいんですよね。口コミサイトを見に行っても勿論賛否両論ありますし、実際ギャップを感じる人も中にはいますから。

でもご安心ください私もそうでしたし、みんな誰しも入る前は知らない世界なので不安でいっぱいです。

本記事を読む事で、新卒未経験で金融の世界に足を踏み入れた者がそこで何を見たのか、身をもって体験した事を書きたいと思います。また、少しでも、入社、転職前のギャップを減らす事ができたら光栄です。

まず初めに・・・

私は、新卒で金融に入り現在爆死中のすとぎんと申します。マーチの学部卒かつ、理系出身のため、もちろん学生時代に金融について触れたことはない、いわゆる未経験者である。

そんな、私でも入社から数年たち、入社して良かった事、きつかった事が見えてきた。そこで今回は本ノートにてご紹介したいと思います。

就活や転職で金融業界に興味がある方はもちろん、最近の若手がどう感じてるか気になる上司の皆様、同じ若手の現状を知りたい同世代の方等にも楽しんでいただければ幸いです。


金融に入って良かった事

1.周りからの評価👏

まず何と言っても、どうせ就活や転職するならいい企業、有名な企業に入って自慢したい、親を安心させたいって気持ち少なからずありますよね。

正直僕も就活生の時は金融は世間体がいいから、とりあえず受けておこうという気持ちもあり、選考を受ける業界の一つに含めていました。

私自身の経験になるのですが、最終的に内定貰った企業の中から金融にきめたさいも、周りの反応(特に親)は良かったです。知名度もあるので、友達や後輩から勤務先を聞かれた際分かってもらいやすいという利点もあります。

また、社会的信用力も高いため、各種ローンの優遇をして頂けたりクレカの上限が高かったり、婚活市場で一定の人気があるなど副次的効果もありました。

まとめるとやはり金融というのは、AIに代わられると言われながらも、まだまだ社会的信用力が高いという事に変わりはないようです。

2.福利厚生🏠

働く上でやはり労働環境は気になるものの一つですよね。特に福利厚生がどれだけ手厚いかは、最終的な入社の決めてとなる事も少なくありません。
せっかく入りたい業界が、労働環境めちゃくちゃなんてことはできるだけ避けたいものです。

その点金融業界は、ばっちりです。まず法令遵守性が仕事柄とても高いため違法な労働時間や、残業代が出ない等の不当な処分も全くないです。ちゃんと働いた分だけお給料は払われます。

また、カレンダー通りの休みをもらえる点も強みですね。社会人になるとどうしても友達や恋人と予定を合わせるのって難しくなるものです。ですが、金融は完全にカレンダーに準ずるため土日は必ず休みなので安心です!
まあその分、大晦日や年始は大変だったりもしますが、、、

また各社によって違うと思いますが、金融業界は基本的に他業界に比べ他の福利厚生も手厚くなっている事が多いように感じます。

つまりある程度、会社の福利厚生を気にする方であれば金融業界はその点、かなり福利厚生が充実しているので安心ということです。

3.知識の蓄積🧠

金融業界に身を置いている以上、嫌でも毎日お金周りの事に触れる機会がある為、ぶっちゃけ知識は一般人に比べてついてきます。

自己研鑽を重ね、資格勉強している人などは更に多くの知識を吸収していきますが、サボってる人でもある程度はつきます。
私もそこまで、勉強ガチ勢では無いですが、入社直後に比べればそれなりに付きました。

また、会社によっては日経新聞の発表なり、お客さんから聞かれることもありますから、社会情勢にも精通してくるようになります。これに関しては相場の動きや、景気の先行き感まで答えられるようになるのはもっと時間がかかるように思います。

せっかく仕事をしているのだから、知識をつけたい人、金融知識を身につけて生活を豊かにしたい人、資格をとって自慢したい人等には向いてると思います。


金融に来てきつかった事

1.資格試験✒️

おそらくほぼ全ての未経験者が、危惧するであろう金融業界の資格問題。就活や転職等、金融業界を目指した者なら一度は言われる
「勉強大変じゃね?」という周りからのセリフ。不安ですよね。ただ一方でOB訪問の回答や、人事からの返答は「1日あれば余裕で取れるよ」という真逆の回答。

一体どっちが正解なのか、、、

実際私も、入る前から周りに散々資格きついよと言われましたが、正直どうにかなるだろと言う慢心と、人事からの資格なんて難しくないよと言う発言に踊らされ入社しました。

まあ結論から言うと、資格の種類によって難易度にバラツキがある為、確かに簡単な資格もあります。特に銀行業務検定、通称ギンケンと呼ばれるこの資格は、他業界では全く役に立たないヤベェ資格。まあこのギンケンはモノによっては短期間で取得可能。
とはいえ入社まもないペーペー達にとっては、かなりキツく応える。ましてや慣れない仕事の中帰った後や、土日に時間を費やさねばならないのです。

若手のうちは早く資格を取れと言われがちなので、これがストレスで辞める人も多くいます。
他にも、取らなければいけない資格は、
保険、証券、不動産等、多岐に渡ります。

入る前から知っておく事に越した事はないのではっきりまとめますと、ある程度若手のうちは勉強する必要があります。なのでそこそこの覚悟はあった方が入ってからギャップは少ないかも。

2.体育会系な風土💪

世の中の日本の会社はまだまだ、縦の関係が強い組織がたくさんあります。かく言う金融業界もこの一つです。昔から金融というのは特にパワハラやノルマ地獄というイメージがあり、私も入る前は堅苦しい世界を想像していました。

入ってみて分かったのは、今はコンプライアンスが厳しい世の中なので、パワハラ系のハラスメントはかなり厳しく罰せられる仕組みになっています。なので殴られるとかはまあ無いです

では何が体育会系なのかと言いますと、なんやかんや年上が偉い、支店長が言ったことは絶対という風土があります。
それに伴い、お休みや研修に行った次の日は、支店長や上司にお礼を言うという儀式もあります。ボーナスを頂いた時もそうです。

仕事も割と量が多いので、テキパキと仕事を片付けていけるタイプが活躍してるイメージ。
あと先輩に頼まれた仕事を断らず、すぐ片付ける人は人気が高いです。まあ体育会出身の人はこの辺縦社会で育った分得意なのかも知れません。

また飲み会も多く、参加した際は、上席のグラスを常に監視し空いた瞬間すぐ注文、会話も盛り上げられるタイプなんかは愛されてます。
もちろん次の日も仕事なので、元気よく出社、元気よく上席に、「昨日はありがとうございました」の一言は必須です。

自分が学生時代、運動部経験ありだったり、縦社会な女子大卒業とか上下関係に慣れている人には全く問題ない話ですが、意外と合わない人には合わないので注意すべきかもしれませんね

3.周囲とのギャップ💵

前述している通り、金融業界は周りからの評価が良い為、かなり高いレベルの賃金を望んで入ってくる方もいるかと思います。
年収グラフ的なものを見ても、出世すれば普通に一千万プレイヤーにはなれますし一般の平均年収よりは高いので、期待はしますよね。
実際、入社前は金融業界はウハウハでお金使いたい放題みたいなイメージを持っていました。

入ってみて分かったのは、新卒から途中までは商社の様にそんなに大きく年収は上がらないと言うこと。特に年功序列的な風潮がある為、年次が上がるごとに加速度的に上がる様になっています。その為、若いうちからガンガン遊び倒せるほどのお金が貰えるかと言われると微妙です。

にも関わらず、お客さんや世間の人は金融さんはお金良いですもんねと、めちゃくちゃ貰ってる体で話をしてきたりします。ここに周囲と内部のズレがあるなあと感じました。

若いうちから遊ぶお金が沢山欲しい人には、少し物足りなさを感じるかも。しかし将来は安泰的な年収グラフになっている為、安定をとりたい方には向いてます。
また最近では、初任給アップの嵐もありもしかしたらそんな風潮も変わる可能性もありますね。

まとめ

まあここまでメリット、デメリット書いてみましたが、なんや感やいっても私は新卒で金融に入社した事は良かったと思っています。
新卒のペーペーの内から、経営者やお金持ちの話を聞くと言う貴重な経験が出来るし、資格を取って知識も蓄えられる。

また、転職市場でも1社目が金融機関と言うのは割と良いイメージを持って頂ける為、社会人スタートの会社としては申し分ない点。
ストレス耐性や仕事の速度を高められる点、論理的な思考力が身に付く点等メリットは多いと思います。

いつまで自分自身続けるかは分かりませんが早くFIRE出来るまでは踏ん張り続けるのもありなのかななんて思っています。

すとぎん🍺

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