ココロカガヤキライフ(23)「休む練習」~体調が、ひどくなる前に休んでみる~
有給休暇をとっていないあなたに贈る「休む練習」。
今回の「休む練習」は、「体調が、ひどくなる前に休んでみる」です。台風の時も、風が強く吹く前に避難しますよね。
体調も悪くなる前に休んでみては、いかがでしょうか。休んでみて、大したことなかったら、台風と一緒で、それはそれでよし。それでは解説です。
1.ひどくなる前に休むという考え方
この「ひどくなる前に休む」という考え方の参考にさせていただいたのが、こちらの牧 菜々子さんの記事です。
仕事や家事は膨張していくもので、終わってから休もうと思っても休めないと指摘しています。その通りだと思います。
例えば、「今日は体調がちょっと悪いから、仕事を切り上げて早く帰ろう」と思っていても、帰宅がいつもより遅くなり、体調がいよいよ本格的に悪くなったなんてこともあります。「休めばよかった」となります。
2.ポイントは「だるさ」に気づく
それでは、どのタイミングで休もう!となるかと言いますと、phaさんの「しないことリスト」の中にヒントがありました。
phaさんによると「だるさ」を無視しないといことです。「だるさ」は大事な感覚とした上で、次のように述べています。
だるさを単なる怠惰(たいだ)な気持ちとして無視するんじゃなくて、もっとだるさに敏感になったほうがいい。
その理由として、
漠然とした現状への違和感が体や気分のだるさとして表れているのだ。だるさというのは、ちょっと休養したり方向転換したりしたほうがいい、という体からのシグナルなのだと思うようにしよう。
と言っています。つまり「だるい」と感じたら、「体からのシグナル」だと思い、そのシグナルの管理者は自分自身だけなので、その「だるさ」を無視せずに、会社を休むということです。
3.長期の休みより1日の休み
以前、「休む練習」は、1時間当たりの会社でのパフォーマンス(生産性)を上げるためと言いました。
会社としても、社員が体調管理をして、ベストコンデションで会社を続けてくれるのが一番ありがたい。
長期間も寝込まれると会社にとっても、その人の代わりの人を考えないといけなくなるので困ります。それだったら、1日休んでくれた方がいい。
例えるならば、ホームランバッターにホームランを打たれるよりも、ファーボールで1塁に歩かせた方がいいみたいなものでしょうか(笑)。
phaさんは同著で、次のように言っています。
だるさを感じ始めた初期の段階で自分のケアをしたほうがいい。だから、「今日はだるいので」という理由で堂々と会社を休んでも個人的にはいいと思うんだけど(中略)まあ、そういうときは仮病を使って「風邪をひいてしまったので」と言うようにしよう。
確かに「だるさ」は、まだ納得されるだけの力がないので、「風邪」の方がよいようです。
4.まとめ
以上のように、「だるさ」を感じたら、体からのサインを見逃さず、休暇をとって休みましょう。
これは、「休む練習」の前段階の「がんばらない練習」でもあります。だるいままがんばって仕事をしないということです。
ひどくなる前に休む。この練習を一緒にしていきませんか?最後まで読んでいただき、ありがとうございました!