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夜が明けて梅雨明けない
朝が来た。休みの一日はとても辛い。何もする気が起きない。本も読めない。テレビも見たくない。このけだるさはいつまで続くのか見通せない。致し方ないことなんだろうが。理由は分からない。元気はどこからやって来るのか。気がつけばセミが鳴いている。夏になる。でも梅雨は明けない。どうしたもんなのか。コロナで気分が落ちているわけじゃない。マスクは暑いけれど。セミの鳴き声がやむ。まだ盛りじゃないんだな。したいことをすれば元気になるというが、何もできないのは辛い。体中から力が抜けていくのは、空気の中で溺れているような気分だ。こんなになるとは思っていなかった。いや、同じようになってた時期も何度もあったような気がするが。情景がフラッシュバックする。けれど、よく覚えていない。たぶんそのころは、今の自分より「元気」がまだあったんだろう。元気は自分の持ち物だから。持ち物は増やすこともできるが、方法を間違えると、どんどん減っていく。間違ってるぞ、俺。食べて、動いて、笑え。人と会え。人としゃべれ。一緒にスポーツでもしろ。そうなんだ。それがほとんどない。人と会うようには努めている。こんな時期だが、1対1なら許されるか、自粛警察。今日も明日も、どうやって過ごしていこうか。何かをするには、すごいエネルギーを注入しないと動けない。息もできない。どうする俺。頑張れ俺。応援だけはしてるぞ俺。この状態に甘んじているのが好きなんだろう。それでもいいさ。青空は見えないけれど。まだまだ、梅雨は明けない。