混信 交響曲 雑感
昔、
「長野県の飯山市付近でTokyo fmがカーステレオで受信できた」
「小布施町で #JWAVE がラジオから聴こえてきた」
といったようなネットの書き込みを見ました。が、多分勘違いです。長野県のam,特にfmは在京のものと違って複数の発信場を使って放送しており、
最初の例はTokyo fmの周波数80.0MHzで#fm長野 の、美ヶ原(長野) 79.7MHz / 1kW局の、全国向けのTokyo fm制作の番組を受信している。
次の例はおそらくJ-WAVEの番組を時間帯により間借りしているコミュニティfmの#fm善光寺 を、J-WAVE本局からのものと勘違いをしたものと推測されます。
FM波はAMと違って夜の在京放送局の番組が上空の層に反射して届くことが無いので寂しい。そんな時期も。故に半分海賊放送であったUSEN放送が重宝された時代も在りましたが、現代はネットが。イリーガルな送信、受信などせずとも、誰もがたぶん十中八九好みのラジオを生放送で毎日楽しめる環境です。
…問題はほぼ同時に訪れた #サブスクリプション というシステムのせいで、ラジオ自体の需要が大幅に削がれた事でしょうか?ああ、 #ラジオスターの悲劇 届かぬ電波も、想いも何十年も前から形を変えつつ今も健在です。
#長野エフエム放送 善光寺平 83.3
NHK FM 長野 長野 84.0
長野市周辺でこの二局の真ん中の周波数にステイチューンすると、両局の放送が混信して心地よいアンサンブルを奏でます。
雑音も結構にアンサンブル。しかし真の雑音は、貴方の音楽の余裕の無い生活です。no music no life 、駅前の #タワーレコードが 潰れてから幾年月、思えば遠くへ来たもんだ…。