暗闇だけどとても清々しい芸術祭。
東京湾に浮かぶ自然島にして無人島「猿島」。
暗闇の中をゆっくりと時間をかけて歩く。
この場所だからこその発想で生まれたいくつものアート作品に出会う。
ひとつひとつ、作者の伝えたかったことに想いを巡らせる。
暗闇の中で自分の五感がより敏感になってくるのがわかる。
風鈴の音に耳をすます。
聴こえなかった木々が擦れる音が、大きく聴こえてくる。
見えなかったもののエッジがしっかり見えてくる。
風の声がする。
誰も住んでいない、猿島。
夜、ここに住んでいるのは歴史をかけて育ってきた自然。
人工的に作られてきた造作物を、時間をかけてゆっくりと覆ってきた。
その中に、ほんの少しだけおじゃまさせていただいたイメージ。
こんな芸術祭、今まで出会ったことがなかった。
写真では伝えることができない、インスタレーションを通じた暗闇の体験。
その「入り口」の部分だけ、お伝えします。
京急横須賀中央駅から三笠公園へ。
猿島への渡船は、小さな船着場から。
街の光が徐々にフェードアウトして、暗闇の猿島へ。
星が見えてくる。
ようこそ、感覚の島へ。
入り口のインスタレーションは写真撮影自由。
でも島に入ったら、スマホを置いて、カメラをしまって、五感を研ぎ澄ましましょう。
まぢで、お勧めの芸術祭です。
2019年11月3日(日)〜12月1日(日)
会期中の木金土日及び祝休日 18日間 17:30-21:30 ※日没以降
ほんのひとときですが、猿島の自然とともに過ごし、なんだか清々しい気分になれた夜でした。
では、また。
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飛んでいけるところなら、できるかぎり飛んでいきます♪