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「北アルプス国際芸術祭」に行ってきた。


芸術祭の魅力は、ふだん美術館で鑑賞するアートを、「町」「村」「島」という大きな会場を散歩しながら愉しめることと思っています。

車で移動するだけじゃなくて、鑑賞ツアーのミニバスで巡ったり、作品と作品の間をゆったり散歩したり。

ちょっとめんどくさい「一手間」だけれど、A地点からB地点まで移動する時間で、地域の魅力や悩んでいることまで見えてきて。

いつも自分が住んでいる場所とは違う、時間、空気、人と触れ合うことで、自分を見つめ直せて、心のデトックスになる感じ。

北アルプス国際芸術祭は、瀬戸内国際芸術祭や、大地の芸術祭(越後妻有)と同じように、アートとアートを巡りながら地域を発見する旅。

長野県の信濃大町駅周辺の市街地エリアを中心に、仁科三湖、ダム、源流、東山と5つのエリアで展開されているアートと地域資源のインスタレーション。
古民家や廃校、森、湖で、その場所でしか体験できないアートたちに出会いました。

アートを、さらに写真に撮るのはどうかな?
と思うこともあるのだけれど、ぼくが「いいな」と思ったシーンを切り取りました。

ぼくなりの創作性を加えた二次的著作物として、いくつかの作品をご紹介します。
ある意味ネタバレだけれども、現地に行って体験する、鑑賞するのは特別。
それぞれが感じるその場所にしかない「アート」がきっとあるはず。
行ってみて体験してほしいな。

起点は信濃大町駅周辺。
駅前のジミー・リャオ作品。 大地の芸術祭でも展示してた台湾の絵本作家。
とても夢がある。
駅前の作品。 熱の連帯(足湯)[村上慧]
落ち葉に米ぬかと水を加えて、発酵させた足湯。
ふかふかの落ち葉に足を入れながら、
茅ヶ崎からいらっしゃった方としばし談笑。
大町名店街。
綺麗な照明で飾られたアーケード。
昔は賑わってたんだろな。
足元にも作品。
すべては美しく繋がり還る[淺井裕介]
一番奥まった場所、共同作業所と並んで、ジミー・リャオの作品。
私は大町で一冊の本に出逢った[ジミー・リャオ(幾米)]
ゆったりと流れる時間。
ついでに、お隣の共同作業所でおいしそうなクッキーを買いました。
典型的なシャッター通りだけれど...
街中図書館やってたり。
おしゃれにリノベーションした古本屋さんもあって。
素敵な民藝家具と、山関係多めで選りすぐりの古本。
書麓アルプ
芸術祭の作品も展示されていて、
この町でも、
小さいけどしっかりとした動きがある。
自然の美しさと調和[ポウラ・ニチョ・クメズ]


市街地を離れて、森の中へ。
源汲・林間テラス[川俣正]
ちょっと立っているだけでもどんぐりが上から落ちてきて、
ウッドデッキにぶつかる音がコンコンと響いている...。
また、見上げちゃった。
森の中で、光のインスタレーション。
ささやきは嵐の目のなかに
[ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット]
小さなガラスの中に閉じ込められた森。
きらきらと輝いてる。
とてもよい展示です。
木崎湖畔では古民家を活用した展示。
水をあそぶ「光の劇場」[木村崇人]
作品は問いかけています。
(1)今、どんな気持ち?
(2)木崎湖に思い出はある?
(3)未来の木崎湖に願うことは?
1日チルアウトしたい場所になって欲しい。
ぼくもそう思った。
ずっと眺めていたい。
信濃大町には素敵なカフェもあって。
ai coffee|アイ・コーヒー
エスプレッソバナナシェイク。
初めて飲みました。美味しい。
信濃大町、出かけてみてはいかがでしょう?

長野県大町市は、北は白馬村、南は安曇野市に接していて、水と緑が豊かな場所。白馬、安曇野、さらにちょっと南の松本とセットで楽しんでもよいかも知れません。
11月4日までやってます。
ステマじゃないよ。笑。

では、また。

サポート、ありがとうございます! 撮影してきて欲しい場所などあればリクエストください。 飛んでいけるところなら、できるかぎり飛んでいきます♪