歯磨き休憩、いかがでしょう?(健康経営の施策として)
「健康経営」はいまや常識
今日、統合報告書をいくつか読んでいて気づいたのですが、最近は「健康経営」への言及する企業さんが多いのですね。
調べてみて納得しました。令和3年度に経産省が実施した健康経営度調査にはなんと、日経平均株価を構成する225社の84%が回答したのだそうで(注1)。健康経営はいまや常識ということなのでしょう。
(参考)経産省資料より
健康経営の選定要件を見て気づいたのですが
健康経営度調査で上位20%、かつ、要件を満たしている企業の中から「健康経営銘柄」が選ばれるのだそうです。では、その認定要件とはどのようなものなのでしょうか。調べてみました。
図表が読みづらいので、「3.制度・施策実行」の中から抜き書きしてみますね。
口腔衛生に関する内容って含まれていないんですね
「具体的な健康保持・増進施策」を見て気が付いたのですが、施策の内容に口腔衛生に関する項目って含まれていないんですね!ちょっと意外でした。
歯周病が糖尿病や心疾患などのリスクを高めることや、口腔衛生を保つことが感染症予防にも大きな効果があることはすでに広く知られていますので、口腔衛生に関する内容はぜひ健康経営の増進施策に含まれていて欲しいなぁと私は思うのです。
「歯磨き休憩」制度、作ってみませんか?
では具体的には何をすればいいのでしょうか。
私は「歯磨き休憩」を制度として設けることを提案したいです。
私はこれまでに転職で何社も経験してきましたが、どのオフィスにも共通していたのは「歯磨き事情」が良くない、ということでした。
洗面所の数は(同じ時間に昼休憩をとる人の数に対して)決して多くありませんので、歯磨きで場所をとってしまうことがはばかられます。そもそも昼休憩の時間自体に余裕がないこともよくあり、その場合、「昼休憩が終わるまでに」歯磨きまで終えることは難しいのです。(終えられたとしても、十分に効果的な歯磨きをする時間はありません)
だったら、午後の任意の時間に「歯磨き休憩」をとっていい、という制度をオフィスに導入してみてはどうでしょうか。
他の人とかぶらなければ、遠慮せず丁寧に歯磨きをし、口腔衛生を保つことができます。
歯磨きは手軽な気分転換の手段にもなりますので、仕事に行き詰った時や疲れた時のリフレッシュとしても有効です。(たばこ休憩が許されるなら歯磨き休憩だってあってよいはず!!)
以上、サステナビリティ分野のnote更新1000日連続への挑戦・43日目(Day43) でした。
それではまた明日!
(注1)出典:経済産業省 ヘルスケア産業課 令和4年6月「健康経営の推進について」