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私がプラントベースの食事を始めようと思ったワケ #3

今回は、なぜ私がプラントベースの食事を始めることになったのか、について書きたいと思います。

そもそも、『プラントベース』って何?『ビーガン』とは何が違うの?と思う人もいると思うので、簡単に説明すると、プラントベースとは、肉や魚などの動物性食品を減らし、植物性食品を中心に摂取する食生活のことで、動物性食品を完全に避けるビーガンとは少し違います。

おもな植物性食品には、次のようなものがあります。

  • 野菜

  • 果物

  • 穀物

  • ナッツ

  • 種子

これらの食品には、栄養素、特に食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて、肉や乳製品に含まれる脂肪やコレステロールなどを摂取しないため、生活習慣病のリスクも低くなると言われています。

実際、プラントベースの食生活を現在まで約2年間続けていますが、肥満で悩んだことはないし、比較的健康体ではあるかなと思います。


では、なぜ私がプラントベースの食生活を始めることになったのか、そのキッカケについて話していこうと思います。



今から約2年前、2020年12月。

カナダ人の彼からある1つの動画のリンクが送られてきた。それは、『ENDGAME 2050』というドキュメンタリー映画だった。(彼は生涯お肉も魚も食べない生活をしている。)


1時間半を超える動画に最初は「長っ!」と思ったけど、とりあえず見てみることにした。

見始めると、自分がこれまで知らなかった事実が次々に出てきて、

「え?地球って今こんな状態なの?」
「どうして今まで知らなかったんだろう」

と、思うことばかりで、衝撃を受けた。


正直、今まで何も知らなかった自分を責めたし、どうして誰も教えてくれなかったんだろうとも思った。


動画を見終えた後、私はショックで取り乱した。無力感、罪悪感に襲われて、涙が止まらなかった。


それと同時に、今すぐに何か行動を起こさなければ、とも思った。


しかし、この事実を知ったはいいものの、今までの生活を変える方法がわからなかった。何から始めればいいのか考えた私は、

「もうお肉を食べるのを止めよう」

という考えに至った。


今思えば、極端すぎる考えだし、それまでの人生では普通にお肉を食べていたのに、その時の私は、

「お肉(=動物)を食べることは悪だ」

とさえ思った。


その日から、私のプラントベースの食生活が始まった。


と言っても、家族と一緒に暮らしていた私は、いつも父が作ってくれる食事を食べていたし、お肉も日常的に食べていた。


そこで、父に打ち明けることにした。

「これからはお肉を食べない食生活をしたいと思ってるんだけど、、」

答えは、

「お肉を含めて色んな食べ物からバランスよく栄養を摂取するべきだと思うよ」

だった。


「そのとおり」


とは思わなかった。


その時はお肉をもう食べたくないと思ってたのもあり、初めは自分のやりたいと思ったことを否定されたような気持ちになったけど、食事を作ってくれているのは父だし、申し訳ないという気持ちもあった。


でも、


それからあまり時間がかからずに、我が家の食卓にはプラントベースのお肉を使った料理が並ぶようになった。


幸運なことに、近くのスーパーでプラントベースのお肉が売られていて、私が買っていくとそれを使って料理をしてくれたり、豆腐を使ったレシピを考えてくれた。


親には本当に感謝してもしきれない。

ちなみに、母はプラントベースのお肉を食べて、

「お肉じゃないって言われないと分からないね」

と言っていた。

と言っても、完璧にお肉を食べなくなったわけではなく、父は今まで通りお肉を使って料理もしていた。


当時、もうすでにカナダへ行くことを決めていたため、カナダへ行ったら自分で食べるものを作れるし、親と一緒に住んでいる間は、頂いている命に感謝して食べよう、と思った。


自分でもプラントベースのレシピを探して作ったり、SNSでプラントベースについて発信しているアカウントをフォローしたりもした。


そうして色々調べていく中で感じたことがある。


それは、


「日本でもこんなにビーガンやプラントベースのライフスタイルを実践している人がいるんだ」


欧米ではそういったライフスタイルは珍しくないんだろうとは思っていたが、日本で実践している人にそれまで出会ったことがなかったので正直驚いた。


それから数ヶ月が経ち、私はカナダへ渡った。


カナダのスーパーでは、日本よりもプラントベースのお肉が簡単に手に入るし、種類も豊富なので、食べるものに困ることなく現在までプラントベースの食生活を続けることができている。


ちなみに、私のお気に入りのプラントベースのお肉は、


Beyond Meat Burger。


調べてみると、最近は日本でもビーガンやベジタリアン向けの飲食店やスーパーマーケットなどで販売されていたり、マクドナルドやカフェで提供されていたりもするらしい。


これは味も食感もほんとのお肉に近くて、今までお肉を食べていた人でも美味しく食べられると思う。


今読んでくれている人の中にはきっと、私が前のようにお肉を食べたいと思うことがあるのか気になっている人もいるかもしれない。


が、自分でも意外と思うくらい、お肉を食べたいと思うことがあまりない。


たま〜に、

「日本に帰ったら美味しいラーメンが食べたいな」

とか思うことはあるけど、それはそれでいいのかなと思う。

実際、ビーガンではない友達とご飯をシェアして食べる時や、誰かが作ってくれたご飯を頂く時は、今でもお肉を食べることがある。


あくまでも自分が苦しくならない程度で今後もプラントベースの食生活を続けられればいいなと思う。



今回、私がなぜプラントベースの食生活を始めようと思ったのかについて書いてきました。

一日の食事についてもまた今度詳しく書いてみようかなと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました☺️

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