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お金について考える

※ただひたすら2022年のメモを振り返る記録です

お金に縛られるのも嫌だけど、何も考えずにお金を使う人間にもなりたくない。

3年前の自分が記した文章を読み返している。好きなものを好きなだけ買えるお給料、高級レストランでの懇親会、充実した福利厚生……。恵まれた環境だけど、自分が何をしたいのか、今後のキャリアプランを明確にしないと生きていけないシビアさをひしひしと感じていた。東京での日々は忙しさに慣れすぎて、もはや自分でも気づかないくらい、感覚が麻痺していた気がする。溜まったストレスは、少し背伸びした外食や洋服、雑貨の購入等、手っ取り早く満足感を得られる手近な娯楽で紛らわせていた。

今はある程度収入があって何でも好きなものを買っているけど、たとえば環境が変わった際、今の生活レベルを下げられるのか。

興味がある(けど全然稼げない)分野への転職や、海外移住を考えていたこともあって、今より給料が下がっても自分は満足して暮らしていけるのかという不安と、ストレスを散財で紛らわす自分のライフスタイルはどこかヘルシーではないのではというモヤモヤを抱えていた。正直この問いには今でも向き合い続けている。欲しいものを手に入れること自体はいい。でも、お金を使うことが快感になってしまっていないか。思考停止でお金を払い続けていないか。

現状購入している商品やサービスの質は、払っているお金に対して見合っているのか。スキンケア一つとっても、Aesopにするか無印にするか、それよりさらに安いブランドのものにするか、いつも幅広い価格帯の中から選択しているわけで。一度使用ブランドを決めると、再度他のブランドと比較して検討するのが面倒になって習慣的に購入してしまうけど、半年に一度くらいの頻度で見直したい。

3年前の自分の言葉に耳が痛い。最近全然見直してない。化粧品だって、同価格帯で効果がより高いものや、もっと安くてもいいものがあるかもしれない。配信サービスもそう。家にいながらにして、少し前まで映画館で上映されていた作品や、昔の名作を簡単に観られるようになった。金曜ロードショーの放送が待ちきれず、TSUTAYAに借りに行っていた頃の自分にNetflixやDisney Plusが登場することを教えてあげたい。一方で、膨大な量のコンテンツを上手に堪能しているかというと、むしろ情報の波に埋もれてしまい、本当に観たい作品と出会う回数は減ってきているような印象。これからは月に2本は観たい映画を探してみるとか、使いこなせていない配信サービスは解約するといった簡単なルールが必要かもしれない。

服とか家具とか食器とか、どれも安くてもいいものは沢山あって、その中でどうして自分は高いお金を出してまで買いたいと思う商品があるのか、モノを買う基準について考えたい。

モノを買う基準。ときめくかどうか、なんてこんまりみたいなことを言ってたら、たぶん私は無限にお金を使ってしまう。世の中には素敵なものが多すぎる。かといって、本当に必要か、なんてシンプルな問いにしてしまったら、服はUNIQLO、家具はIKEA、食器は百均か合羽橋でひと通り揃えて、あとは何も必要ないのでは、と思ってしまう。でもそれだと人生味気ない。

ウィッシュリストを考えるときに書いたように、私にとってモノを買う基準は、

  • 上質でいいもの

  • 代替品で替が効かないもの

  • 本当に欲しいと思った気持ちが持続するもの

こんなざっくりした基準で、散財を止められるわけないけど、「足るを知る」必要はある。不足を嘆かず、今持っているものにも目を向けて、充足感を得ること。お金はケチらないこと。でも頻繁に散財しないこと。お金の使い方はメリハリが大事。そして何より、定期的にお金について考えることが大事。

最近手元に届いた2冊。以上、お金について自分への戒めも兼ねた長文メモでした💸

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