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『君たちはどう生きるか』を観た!〜ネタバレはなしだけど〜

映画「君たちはどう生きるか」を観てきた

生粋のジブラーとして公開初日に行ってきた!

仕事があったので朝イチとはいかず、レイトショーでの鑑賞だったが、
21:30〜の回、かつTCXのドでかシアターだったにも関わらずお客さんパンパンだった!

「風立ちぬ」公開、及び長編アニメからの引退発表をして10年。(10年!?)
また宮崎駿監督作品の新作がみれる喜び。

みんな楽しみだったよね…!わかる、わかるぞ…!

まだ観ていない人へ

本作をまだ観ていない人へ。
この作品は映画であると同時に「体験」なので
できればネタバレや考察を読まない方がいいと思う。

この先のわたしの感想はとても抽象的であり、
ストーリーの細かい解説などは含んでいないが、
それでも、読まないでまずは劇場に向かうことをおすすめしたい!!!です。

できる限り頭をからっぽにして、

宮崎駿の難解なメッセージを読み解くぞ!とか
1回で意味わかるようにちゃんと観るぞ!とか

そういうことは考えないでみた方がいいです。
ちゃんとは観た方がいいんだけど。

ではいきます。

君たちはどう生きるかをみての感想(考察ではない)

まず、素晴らしいアニメーション体験。
圧倒的大拍手!!!!!
前述した通りこれは「体験」なので絶対に映画館で見た方が良い。

3DモーションやCGアニメなど、
いろんな手法が日々アップデートされている昨今。

の中でも一線を画す
圧倒的な画力!!!!!
これぞ宮﨑駿な躍動感!!!!!
テクスチャーの表現力!!!!!
ジブリいいいいな色彩!!!!!

本当に素晴らしい体験だった。
これだけで2000円以上の価値があると思っちゃう。

そして
この作品は巨匠・宮﨑駿の最後の作品なんだというのを強く感じた。
(そうなるかはまだ全然分からないのが宮﨑駿なんだけど。)

あらゆるシーンで過去作へのオマージュ、というかリベンジ感を強く感じた。

元々ジブリファンの中でキムタクの起用が噂されており、
ハウルの動く城のリベンジの意味合いが強いのかも?
という話を耳にしていたが、観てびっくり。
ハウルどころの騒ぎではなかった。

今までのあらゆる作品の
「あのシーン、こうしたかったんだよな〜を全部やり直した」みたいな詰め合わせ感があった。
(わたし個人としてこれはすごくうれしかった。
過去作も大好きジブラーなので。)

からの
エンドロールでの見慣れた歴代の一番弟子たちの名前!
およびスタジオ名、、、!
(わたしはこれが1番泣けた)

この作品で歴代の弟子たちの力を借りて、全てをやり切ろうとしているように感じ取れた。

宮崎駿の後悔を日本アニメ総力戦で取り返しに行ったような。

まじすげえよ宮崎駿。。

観終わってから、わたしは全ての情報を解禁して
あらゆる記事や動画、レビューを見たわけなんですけども。

・ストーリーがわかりにくい
・メッセージがわかりにくい
・謎が残ってる
・前時代的である

などのネガティブな意見も結構多い。

ここまで感動しておいてなんなんだけど、
自分も全ても理解できたわけでは勿論ない。

でもそれで良いんじゃないかと思った。

映画を見ている間ずっとワクワクしてドキドキして、
時に厳かな雰囲気を、キャラクターたちの信念や覚悟を、
全身で感じられる。

圧倒的パワーがある。

そういうものから一人一人が感じ取ったものを
大切にして明日からの心の1ピースにして、生きていく。
(それが毒なのか薬なのかも人それぞれ。)


そういう映画なんだ。




…という捉え方はどうでしょうか。。。


てゆーか
シンプルにおもしろすぎたよ…!!!


そうは言ったものの、
キャラの各々の思想時代背景など
まだまだ深掘りしたい要素もたくさんあるので、

他のジブリ作品と同じように、
長い時間をかけて、繰り返し観て、

また新たな発見ができる日を
わたしは心待ちにしています。

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