私に銃の弾が少ない事を指摘してきた生物aもいた ことばを投げてきた 挑発的な 激しく動揺、焦り、不安に呑まれた とても強い人が助けてくれた 外国人で筋肉のある青年だった 乱射せず一発で仕留める姿 動きが滑らかで余計な事をしなかった 羽虫を潰す様に慣れていた
人が人でなかった 襲いかかってくる生物a 自己防衛のため小さな短剣の様な 鎌の様なものを振りかざし、私は戦った 蚊をやっつける時、それは一瞬だろう しかし、生物aは同胞の様な形をしている 何度も何度も刺して殴った この世界はとてもとても心細い気持ちだった 銃を手に入れた 短剣より簡単に距離を置いたまま戦う事ができた 向かい来る者に何度も乱射した 猫の様な動物も倒した 思いっきり腕を振って殴りつけ 銃を撃ち、傷口に弾が並んで動かない姿を 見て安心した 私は猫を飼っている 動物
東京撤退にあたり、愛の種を読んだ。 不倫、浮気にあたり、二重生活を読んだ。 双方自身と重なる気持ちがある時 苦しくなる。 けれど、読み切らないと という焦燥でページをめくる。 読み終えた後、自分のことも完結したかの様な 過去に落とし込めた気がして落ち着く🍰🫖
よく転ぶ。 足元が弱い。 厚底を履くと足に重心がかかって 宙に浮きずらくなる。 よく胸が痛む。 循環器が弱い。 安定剤を飲むと厚底の靴で押さえつえられている様な感覚。 副作用で体が気だるく重い。 胸が跳ね上がるのを押さえてる。
記憶の改竄 過去を切り捨てられない弱い弱いネフルは改竄する事にした。 一つ一つを詳細に拾い上げ、人物を架空に仕立て上げ、 あたかも嘘が得意な関西人のように それはひとつの章 文章となって小説、物語りにしてしまう。 自分の中で消化しきれないから ほら、また左胸が痛いから
忘れたくない人がいる だから新たに恋人を作ることはその人への裏切りに値するだろう。 そう、勝手に思っている。 眠れない夜は本へと吸い込まれていく 突然、友達に元気かと聞かれる 連絡が入る 日々は不安定で 夜は気持ち悪くて眠れない けれど元気だよ 都会生活、満喫してる なんて、あたかも 充実の日々を伝える。 そっちは元気?と 私が聞き返すのを待ってる 友達が連絡をしてくるのは自分が 煮詰まったとき、なのだろう ちっとも構ってくれないくせに それなら私の内側に入ってくるな
ジブリの映画でみたような。白いお面をかぶった。黒くて得体の知れない生き物。 周りのものを鵜呑みにして、体が汚く太ってゆく。 半透明に透けるノアはぐちゃぐちゃに何かを取り込み過ぎたみたいだ。 全部がまざって汚く濁っていた。 何度鏡をみても、自分の色だけ見えないの。 歌坂はノアの背中を摩るだけだった。 完全に頭がおかしいと思われているだろう。 ノアの目は血走り、ゼイゼイと息をしていた。甲高い声を上げる。自分には何もかも聞こえない。どんなに叫んでも、苦しさはどかない。
ほんとはすごくこわいんだ 生きてることが限りなくこわい 頭がしびれて熱い くらくら思考回路 誰かにそばにいてほしい なのにこんなに孤独だ どうしようもない不安 きらい 何がそんなに でもだけどわからない 低俗に染まることなんて許されない どうして? だろう。 自分がとてつもない恋に落ちたから 次は誰かを魅了できる人になれるはず 生きている実感 感じたい ほら今 近くにいる人を好きになってしまう ほらの君綺麗な目
難波へ向かう途中の電車、反対側の座席に過去の自分が乗っていた。私はあわてて、手をつかみ、帰ろう!と叫んだ。 死んだ魚のような目をした高校生ぐらいの女は不思議そうにこちらをみた。 隣にすわってよ、どうせあなたも、 まだ好きなんでしょう? 黒いクリクリした目に見透かされていた。 帰るならあなただけで帰って、私はずっと抜け出せないの。 車内のアナウスが終電なんばと告げた。 感傷が都市の夜に溶けるように、気がつけば私はまた難波で一人立ちすくんでいた。 今日という日はどん
鈍い鷹 全てを知って見て 見えない知らない フリをしないで 脳ある鷹が爪を隠さず たぬきや狐を前に 鈍い 朝焼けの中に抱いた希望も 死にそうになった夕闇も 夜の狭間に揺れた感情も 思考に満ちて空の藍に隠す 狐の嫁は鈍くはなく たぬきが痛々しい程鈍感なの 見えてる事が全てじゃないから 全ての偶然や時間 過ぎた過去は私たちの首をゆっくり 締める 爪を隠した鷹は首を絞め殺される 狐の嫁は雨を降らす たぬきは孤独から抜け出せない 夜の風を切った頬も 緊張と期待を詰
遠い空を眺める今は 近づく雲に視界を取られ 進む道がわからなくなり 宙返り足元を掬われる 夜の闇に見つけた光 蛍のようにまばらでバラバラ 私を救いたいのは誰だ 他の誰でもない自分自身だ それぞれの想いが あると思うけれど ただ、 ただ、 この世界に生きたかった
とても強い魔力を持つ魔法使いがいました。 魔法使いは魔力を良いことに使い周りの人から慕われ称賛を得ていました。 しかしある日、自分より強い魔力を持つ魔法使いに出会い、呪いをかけられてしまいます。 醜くボロボロの姿にされてしまった魔法使いは 残った魔力で人を妬み、呪いをかけ恨むようになりました。呪いをかけた分魔力は弱まっていきました。醜い姿で力も失った魔法使いはその後、家に閉じ籠り隠れて暮らしました。呪いを解く方法は、自分を愛する事”でした。しかし、魔法使いはボロボロで魔力も