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創作小説・明青高校シリーズ

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2024年9月の記事一覧

旧作紹介・Going my way

旧作紹介・Going my way

『友情』という小説がある。

 御大層な名前を持った、ある文豪の作品だ。

 その小説はヒューマニズム溢れるタイトルとは裏腹に、三角関係の末の略奪愛を描いた後味の悪い作品で、僕はどうにも好きになれないのだけれど、とにかく、その大袈裟な名前を持った小説家の代表作であることは確かだった。

 そして僕と彼との関係を表すには、その作品名を引用するのが最も的確といえるのである。



「あ~、進路か~っ

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とある喫煙者の憂鬱

とある喫煙者の憂鬱

「マッスル! いまから生徒のみんなに大事なお知らせがあるぞ!」

 冬の気配を体に感じられるようになってきた、ある秋の日。明青高校の朝礼。どこの学校でもそうだろうが、我が校では特に長い、恒例となった校長の話から解放され、生徒たちが緊張感の無い顔で友人たちとだらけた会話を始めようとした瞬間、体育教師の伊集院先生が壇上に立つ。

「おい、チョコボールが出てきたぞ! なんか事件でも起きたのか!?」

 

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寓話・ねこさんのだいぼうけん

寓話・ねこさんのだいぼうけん

 ねこさんは、変なもようのねこさんだったので、みんなからイジメられていたのです。

 ねこさんは、ある日お星様に願いをかけたのです。

「にゃ~!(お星様、僕をニンゲンにしておくれ!)」

 そうしたら、急に空に浮かぶお星様のひとつが、ねこさんに向かって突っ込んできました。

 ぐおおおおん!

「ぎにゃ~(た~すけ~て~!)」

 ドウンッ!

 なんと、お星様だと思ったそれは宇宙船だったのです

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