- 運営しているクリエイター
2024年9月の記事一覧
旧作紹介・Going my way
『友情』という小説がある。
御大層な名前を持った、ある文豪の作品だ。
その小説はヒューマニズム溢れるタイトルとは裏腹に、三角関係の末の略奪愛を描いた後味の悪い作品で、僕はどうにも好きになれないのだけれど、とにかく、その大袈裟な名前を持った小説家の代表作であることは確かだった。
そして僕と彼との関係を表すには、その作品名を引用するのが最も的確といえるのである。
◆
「あ~、進路か~っ
寓話・ねこさんのだいぼうけん
ねこさんは、変なもようのねこさんだったので、みんなからイジメられていたのです。
ねこさんは、ある日お星様に願いをかけたのです。
「にゃ~!(お星様、僕をニンゲンにしておくれ!)」
そうしたら、急に空に浮かぶお星様のひとつが、ねこさんに向かって突っ込んできました。
ぐおおおおん!
「ぎにゃ~(た~すけ~て~!)」
ドウンッ!
なんと、お星様だと思ったそれは宇宙船だったのです