子育て内省日記7〜表現力•創作力〜
平日の夜。お風呂を済ませて寝る前までの間、みんな好きなことをして過ごしていた。息子はレゴで基地を作り、空想の世界で戦いごっこを楽しんでいる。1人で遊ぶようになった頃から、パズルやプラモデルを触ると必ず集中し時間を忘れて遊んでいた。そのせいか手先が器用であり、物を作るのが大好きだ。
娘はお気に入りの色鉛筆を使って、アニメのキャラクターの塗り絵を楽しんでいる。真剣な表情で塗っている。自分の記憶を頼りに、きちんと色を使い分けている。保育園の先生から「塗り絵、綺麗に塗れるようになりましたね」と言ってもらった。知らない間にずいぶん上手くなったんだな。
娘は塗り絵に満足した後、今度は色紙を取り出して創作を始めた。小さい手でハサミやノリ、セロハンテープを使って何かを作っている。いつも、パズルやレゴは息子がほぼ手伝っていた。そこまで物を作るのが得意ではないのかなと思っていた。しばらく眺めていると腕輪や頭にかぶる飾り物ができていた。しかもいろんな色紙を使って色彩豊かに仕上げていた。作ったものを嬉しそうに見せてくれる。「よくできたね!」と頭を撫でてあげた。
いつの間にかテーブルの上には色んな飾り物が出来上がっていた。床にはあちらこちらに色紙のかけらが落ちている。後片付けが大変そうだな…。でも、娘が表現力や創作力を伸ばすいい機会だ。自由にさせよう。そう思いながら創作を続ける娘を眺めていた。
しばらくすると「抱っこ。」と近づいてきた。疲れて眠くなってきたらしい。すっかり重くなった娘を抱き上げ、背中をゆっくりたたきながら体を揺らしていると寝息が聞こえてきた。そのまま布団にゆっくりと下ろした。赤ん坊の時と同じように両手を上げて寝ている。娘の寝顔に癒されながら、床に落ちた紙屑を拾い集めた。
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