眉間
眉間が異様にこわばる。
冬の訪れとともに、頭蓋骨は閉まっていく。
正中線に向かってサンドイッチされていく。
この運動が生来的にきつい体質の人が一定数いる。私とか。
程度が重いと冬うつになって、外出できなくなったり学校・仕事に行けなくなったりする。学生のころは冬休み~翌年3月までそんな感じだった。
これに目の疲労が重なるとまずい。
致命的。
頭蓋骨がデッドロックして、悲観的な人生観の持ち主になりやすい。
頭が閉まりすぎると精神状態は悪化する。
えんえんと続くネガティヴ思考やうつ症状というのは多くの場合、こういった神経疲労と頭の筋肉の重度のコリ、そして目の疲れによって生じる。
コリのひどい方はフケが出やすい。頭の血流がよくないから。
対策は、愉気だ。
頭に愉気をする。すると頭蓋骨の過剰な締まりがマシになる。
また頭の愉気の発展形である穴追いも非常に効く。
これのおかげで私はうつ症状を1/3まで削ることができた。
暗い性格とは、知性の印でもある。
頭脳労働に長けている人ほど暗くなりやすい。
精神病理学者の木村敏は自身を「うつタイプ(ポストフェストゥム)」と評していたが、それは彼が同時に卓越した知性の持ち主であることも意味している。知性とは頭の運動でもあるのだ。
「苦悩」は知恵の実に含まれている副作用、という話だった。