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どん底からの生還!朝活×簿記3級合格〜家計管理への第一歩〜
「なんでこんなに頑張ってるのに、お金が貯まらないんだろう…?」
約5年前の私は、その理由さえもわからず、漠然とした不安を抱えながら毎日を過ごしていました。決して派手な暮らしをしているわけではないのに、なぜかお金が貯まらない。このままズルズルと歳を重ねて、何もわからないまま過ごしていくのか…。
過去の私と同じような境遇の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お金に関して自分の思い描いている方向とは違う方向に進んでいる気がする…。生命保険や医療保険はたくさん入っているけど、本当に安心は手に入っているのか?確かに必要なものなんだろうけどわからない…。
大量の生命保険の証書を見ながらずっと考えていました。特に見直すところが思いつかない、保険料も高い気がしない、でも見直すとしたらまずはここから…。何か参考になるYouTubeはないものか…。
そんな時、本当にたまたまリベラルアーツ大学のYouTubeで保険について解説している動画が目に入りました。初めて見る動画で、何者かもわからない人の講義。あやしさ満点でしたが、とにかく話がわかりやすい。どこか一本筋の通った話し方にとても興味が持てました。言葉の端々に刺さるものがあるなと感じつつ何度も再生しました。
思い切ってこの動画の通りに素直に保険を見直した結果、今までと何ら生活の質が変わらないのに、満足度が上がるという不思議な感覚になり、小さな成功体験を積み上げていくきっかけになりました。
そして、これを機に、朝活中に読んだ一冊の本との出会いが、私の人生を大きく変えることになります。
『お金の大学』(改訂版ではない青色の表紙)。
この本で初めて「お金の知識の大切さ」を学び、「自分は何も知らないまま生きていたんだ…」と痛感しました。それまで、目先の現金ばかりに気を取られていた私にとって、それはまさに目から鱗の内容ばかりでした。「物を買ったとき、現金は減るけれど資産全体で見れば別の形に変わっている」という考え方は、本当に衝撃的でした。
この出会いをきっかけに、家計管理について真剣に考えるようになり、YouTubeでも関連動画を漁るように見始めました。そこで頻繁に耳にしたのが、お金の基本知識が詰まった「簿記」や「FP(ファイナンシャルプランナー)」という言葉。「これだ!」と思いました。簿記3級を取得すれば、家計管理に必要な知識が体系的に身につくのではないか、そう確信したんです。
三度目の正直!過去の失敗があったから今がある
実は私自身、過去3回も簿記3級に挑戦して2回失敗しているんです…。
1回目:約15年前 何か資格があったらいいな、という程度の「なんとなく受けてみようかな」という軽い気持ちで臨み、ろくに勉強もしないまま、「3級なら合格できるでしょ」という浅はかな考えで惨敗。絶対取るという強い気持ちもなかったので、当然の結果ですね。
2回目:2021年11月(勉強期間6ヵ月) 前回よりは確実に勉強したものの、「そこそこ」の努力、中途半端な理解では合格できないことを痛感する結果となりました。この時は「ああ、やっぱり甘くないんだ…」と、さすがに少し落ち込みました。
3回目:2022年2月(勉強期間8ヵ月)「これでダメなら次はない」という、ある意味崖っぷちの覚悟で臨みました。過去二度の失敗から学んだことは、「中途半端な理解で簿記は受からない」ということ。とにかく不安を消すため、過去問を解きまくりました。私の発信の中心である朝活の生活習慣がなければ、この先も失敗は続いていたでしょう。
朝活との出会い〜朝の集中力は偉大〜
藁にもすがる思いで始めたのが「朝活」でした。当時、X(旧Twitter)での発信と並行して何かを成し遂げたいと考えており、朝の時間を活用することを思いつきました。
以前はブログも運営していましたが、あれもこれもと欲張ってしまい、時間の確保が難しくなり閉鎖しました。朝活は基本的に5時起き、6時30分までと決めました。家族がまだ寝静まっている静かな時間帯は、集中力を最大限に高めることができます。睡眠時間の確保を最優先に考え、夜の過ごし方も意識するようになりました。
【参考】私の朝活ルーティン
5時起床: 目覚まし時計のアラームが鳴ったら、気合で布団から起き上がる!実はここが一番の難関です。継続中の今でもそう思っています。
身支度: 顔を洗い、歯を磨いて、眠気を吹き飛ばす!冷たい水で顔を洗うと、一気に目が覚めますよ!
水分補給: 冷たい水を一杯飲む。身体がシャキッとするのを感じます。
瞑想: 始める前に瞑想を取り入れると集中力が上がることに気づき、取り入れるようにしました。5分からの継続です。頭の中がスッキリするので個人的にはとても気に入っています。
朝活開始:寝る前から準備しておくとよりスムーズに朝活を開始できますよ。
効果的な学習ツールと方法
教材は、リベラルアーツ大学のYouTubeで推奨されているクレアールの教材を選びました。正直何が良いのか全く分からない初心者だったので、素直におすすめを使ってみたところです。
結果的には、テキストと動画講義がセットになっているのが、とても役に立ちました。多数の合格者も輩出しているとのことで、初心者でも体系立てて学べる感覚がありました。サポートも手厚いです。
何度考えてもわからない場合は、視点を変えて無料で配信されているふくしままさゆきさんのYouTubeチャンネルを活用して補足していきました。ふくしまさんの解説は、本当に分かりやすいのでおすすめできます。
私が実際に使っていたツールをまとめました。
クレアールのテキストと模試: 試験本番を意識した実践的な練習ができました。試験形式や問題の出題傾向を把握するのに役立ちました。模試の結果を信じて、ひたすら繰り返しました。
CPAラーニング: これ本当に無料でいいの?あやしい気もするけどと思える内容。実際使ってみるとあやしくもなんともない、本当にありがたいサイトでした。問題数をこなすことで、実力アップにつながりました。
ふくしままさゆきさんのYouTube: こちらもありがたいことに無料です。暗記ではなく理解することを前提としていますので、大人の私からでもスッと頭の中に入ってくるような講義でした。
iPad: 動画講義の視聴や過去問演習に大活躍。スマホでは画面が小さすぎるので、手軽に使えるiPadがあって本当に助かりました。
勉強方法で特に意識したのは、以下の3点です。
時間で区切る: 朝活の時間は1時間半と決め、集中力を維持するようにしました。キリの良いところで終えるようにしていました。
隙間時間の活用: 子どもの宿題を見ている間や、ちょっとした空き時間などを活用し、復習や暗記を行いました。塵も積もれば山となると信じて進めていきました。
繰り返し解く: 一つのミスで点数が取れなくなる決算や精算表の問題は、何度も何度も繰り返し解きました。最初は全く分からなかった問題が、徐々に解けるようになっていきます。過去問はテキストを2周してから取り組み始め、最後はひたすら過去問を繰り返しました。それでも不思議と小さいミスを犯して満点はとれなかったですね。過去問を解く中で、制限時間を意識するようになり、スピードも意識して取り組むようになりました。どんな状況でも、例えば子供と一緒にいたり、騒がしい環境にいたりしても、合格点を取れるまで繰り返すようにしていました。
私は、朝活で学んだことをその日のうちにSNS(X)で発信するようにしました。これは、自分の学習の進捗を記録するだけでなく、モチベーションを維持する上でも非常に効果的でした。朝活開始時に、Xで今日やることを発信して逃げられない状況を作り出していたんです。
勉強道具は、最初はシャーペンを使っていましたが、途中から簿記は鉛筆(私はBが好きでした)の方が良いことに気づき、途中から鉛筆に変えました。まさか大人になってから鉛筆の魅力に気がつくとは。
個人的な感覚ですが、鉛筆が削れて短くなっていくのを見るのも、やる気に繋がった気がします。
気分転換は、席を立って軽く深呼吸をしたり、スクワットをしたりしていました。
勉強を始めた頃は、時間で管理することを意識し、例えば朝活中なら制限時間を1時間と決め、キリの良いところでやめるようにしていました。隙間時間でその日の復習をし、わからないところはすぐに何回でも調べるようにしていました。
なかなか意味が理解できなかったのが決算や精算表。実務経験もないのでかなり時間をかけて理解しました。途中の仕訳でミスすると以降全ての数字が狂って点数が出せないので正確性もレベルを上げていきました。
勉強中、壁にぶつかる〜何度も挫折を味わう〜
勉強中、過去問で点数が出せない時期があり、何度も挫折しかけました。同じ問題をやってるはずなのに答えが合わない、自信を持って解けてるはずなのになぜか答えが違う、昨日覚えたことを次の日には忘れている…。「あれ、昨日やったのに全然覚えてない…」みたいなこと、ありませんか?
一つ一つ理解して覚えないと問題が解けない、何となくの理解では解けない、など、様々な壁にぶつかりました。特に辛かったのは、同じ問題を何回も間違えてしまうことでした。「なんでこんな簡単な問題で間違えたんだ…」と、自分の実力を疑ってしまうこともありました。自信を持って解いたはずなのに。
でも、諦めたくなかったんです。「ここで諦めたら、また元の自分に戻ってしまう…」そう思うと、なんとか乗り越えなければ、という気持ちになりました。
私が壁を乗り越えるために行ったことは、とにかく問題を解きまくること。同じ問題でも間違えてしまうので、答えを覚えるくらいの量をこなすようにしていました。
量をこなすと、自然と理解が深まっていく感覚がありました。過去問をして制限時間に余裕が出始め、どんな環境でも、例えば子供と一緒にいたり、騒がしい環境にいたりしても、合格点を取れる状態ならかなり理解できていると言える状態でしょう。
試験当日〜ドキドキの試験本番!〜
試験当日は、今までやってきたことを思い出し、気になるところだけサッと再確認しました。朝活はいつも通り継続。早起きして、軽く頭を整理する時間を持つことができました。試験会場に向かう電車の中では、少し緊張しましたが、過去問をやり込んだ自信があったので、落ち着いていられました。
試験会場に着くと、若い人から年配の方まで、幅広い年齢層の人がいて、なんだか心強くなりました。「みんな、頑張ってるんだな」と思うと、いよいよここまで来たという気持ちになりましたね。過去に失敗した試験では、会場の雰囲気に呑まれたり、「この問題が出たら嫌だな…」なんて、出てほしい問題や出てほしくない問題を選んでいたりしたのですが、3回目は違いました。
周りのことは一切気にならず、自分のことに集中できていたんです。過去問をひたすら繰り返したおかげで、「何が出ても大丈夫!」という自信を持つことができたからだと思います。
簿記3級の試験は大問題が1、2、3とあり、2はイレギュラーな問題が多い傾向があるので、1と3で確実に合格点である70点を取るつもりで臨みました。試験中、特に焦るような問題や、全く予想外の出題はありませんでした。たぶん自信があったからだと思います。過去問でしっかりと対策できていたおかげですね。
試験が終わった後、自己採点をしましたが、おそらく高得点だろうと確信していました。過去2回の試験では、解いていても自信を持てずに終わり、不安いっぱいのまま会場を後にしていたので、3回目は全く違う感覚でした。
合格発表!〜努力を成功に変える〜
そして迎えた結果発表日。「合格」の二文字を見た瞬間、本当に言葉にならないほどのやり切った感に包まれました!叫びたい気持ちを抑えつつ、静かにガッツポーズです。三度目の正直。過去二度の失敗があったからこそ、3回目での合格は格別で「本当に諦めないで続けてよかった…。」と思える瞬間でした。
簿記3級を取得したことで、私は以下のような変化を実感しています。
自己肯定感の向上: 目標を達成できたことで、大きな自信につながりました。「自分はやればできる!」という確信を得られたのは、本当に大きな収穫です。これまで、何かに挑戦することをためらっていた自分に伝えたいです。
家計管理への意識改革: 資産、負債、純資産という概念を意識することで、家計を客観的に見られるようになりました。無駄な支出を減らし、将来のための貯蓄を意識するようになったのは、大きな変化です。固定費削減にも興味が出てきて、具体的な見直しを進めるようになりました。今まであいまいな家計管理をしていたのが、きちんと数字で管理できるようになったのは、本当に大きいです。
日常生活でのスキルアップ: 過去の自分よりも計算や数字を読むスピードが格段に上がりました。自分でも電卓を打つスピードが本当に早くなったと思っています。知識ゼロから1以上になったことで、わからないことを調べられるようになったのも大きいです。家族からの信頼度も上がり、「自分が思うとおりに家計管理を進めていいよ。良くない方向になったときだけ口出しするから」と言われるようになりました。
ある程度の知識を頭に入れたら、とにかく過去問を解きまくる。最初は点数が出ないでしょう。それでも解きまくります。2回、3回やるうちに解くスピードも上がりますし、点数も伸びてきます。どんな環境下でも合格点が取れるようになれば、かなり実力がついている証拠になります。
朝活と簿記取得の相乗効果〜朝の力〜
朝活を通して得られた簿記以外のメリットは、生活習慣が整ったこと、自己肯定感が上がったこと、ポジティブ思考になったこと、他責思考から自責思考にマインドチェンジできたことです。
朝活がなかったら、簿記3級の取得はおそらくできていなかったでしょう。勉強する習慣も身につかず、ダラダラした生活を続けていたと思います。
「朝活×資格勉強」をすすめる理由を一言で伝えるなら、「自分の人生を生きる第一歩」だからです。朝の静かな時間というのは、集中できるだけでなく、一日を気持ちよくスタートできるんですよね。
最後に〜今、この瞬間から始めよう〜
私が簿記3級を通じて得た最大の教訓は、「諦めなければ必ず道は開ける」ということです。初めは何も知らない素人でしたが、少しずつ努力を積み重ねることで合格を掴みとることができました。
資格を取ることは、自分の人生を生きるための第一歩だと思います。もしこの記事を読んでいるあなたが、何か挑戦しようか迷っているのであれば、ぜひ一歩を踏み出してみてください。そして、その一歩を支える方法として、朝活は本当におすすめできます。
今簿記3級を目指す人が最初に取り組むべきことは、資格を取り切るという強い気持ちを持つこと、そして過去問をどんな状況でも制限時間以内に合格点を取るところまで実力を持っていくことだと思います。
「今、この瞬間から始めよう」
この言葉を胸に、一緒に未来を切り開いていきましょう!
簿記3級はその一歩になるかもしれませんよ。
私のように調子に乗って簿記2級も取りたくなるかもしれませんが(笑)
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
朝活で何を始めましょうか?
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今日も良い1日を!
また次回お会いしましょう。