乳がんサバイバー

30代後半で乳がんがわかり(ステージIIA)、治療を経ていまは元気に生きている40代です。 誰かの生きる力になればと思い、始めました。

乳がんサバイバー

30代後半で乳がんがわかり(ステージIIA)、治療を経ていまは元気に生きている40代です。 誰かの生きる力になればと思い、始めました。

最近の記事

髪の毛事情

抗がん剤治療により、脱毛は必然でした(以前書いた記事はこちら:標準治療(抗がん剤・分子標的薬・放射線)|乳がんサバイバー)。男女問わず衝撃的な体験と言えると思います、少なくともロングヘアの経験しかなかったわたしにとっては未知の体験であり、自分の意思とは関係なく、薬の影響によってどんどんつるんつるんと髪の毛が抜けていく過程はとても辛いものでした😢わたしの場合は99%抜けましたので、抜け落ちた後はつるりんとしてて愛嬌がありましたが笑、そのように思えるまでは時間がかかったものでした

    • 準備しておいてよかったもの

      病気は突然やってくるもので(実はじわじわと押し寄せているのですが)、備えなどある人はあまりいないと思います。わたし自身、まず何をしたら良いのか整理がつかなかったことを覚えています。 職場や学校(当時大学院に合格していてこれから通い始めるタイミングで発覚しました💦)などの伝えなくてはいけない人、ご自身の助けになってくれる家族や近しい友人には話しました。 学生時代の友人で内科医と産婦人科医にも相談しました。誰にでも彼にでも話したい気持ちには到底なれませんでしたが、必要だと感じた人

      • 一般治療と併用しているもの

        前回の記事で、標準治療について書きました。 今日は、わたしが一般治療に加えて、取り入れたものについて書きたいと思います。 病気になると、もしかしたら周りからいろいろなものを推奨されるかもしれません。ただでさえ病気という現実を受け止めきれない中、正常に判断できなくなっている場合があるため、ご自身のみならず家族にも相談しながら進めていくことをお勧めします(病気になると、ただただ元気だった頃に戻りたい、何か間違ったことをしていたなら直す(治す)から元気になりたいと思い、落ち込みので

        • 標準治療(抗がん剤・分子標的薬・放射線)

          乳がんはそのタイプによって、治療法は異なります。 わたしは、腫瘍が2cm以下であったため、先に手術をしてから、抗がん剤治療、分子標的薬治療、放射線治療を行う、HER2陽性タイプでした(ER: - , PgR: - , HER2: 3+)。そして、治療期間は1年3か月と長期にわたるものでした。 ※タイプが異なれば、治療法も異なりますので、抗がん剤は行わない場合もあります なお、副作用については、個人差がかなりあることもわかったため、参考程度と読んでただければと思います。 先生

          日本の医療制度について

          しばらくご無沙汰してしまいました。またコンスタントに更新していきたいと思います。 病気になり治療費を払うまでは、国の医療制度についての知識があまりにもなかったことに気づかされました。医療費は3割負担という点は皆さんもご存じと思います。癌になると高額医療を受けることになりますので、わたしが知って良かったことを残しておきたいと思います。 病院でもしっかりと説明してくれるはずですので、聞いてみることもお勧めします! 治療やこの先のことで頭がいっぱいな中、治療費のことまで心労を抱え

          日本の医療制度について

          将来の可能性を残すために

          大学病院にかかって初めて主治医と話した際、直ぐに生殖外来にかかることになりました。 過去の記事を参照:病は人を選ばない|乳がんサバイバー (note.com) 生殖外来に行ってみると、わたしのように治療を目前にしている人のみならず、不妊治療をしている方など、お若い方が多くいらしたことに驚きました。当事者になってみて、初めて知ることが多すぎました。 妊孕性温存治療 妊孕性(にんようせい)という言葉は、当時初めて聞きましたが、妊娠するための力のことを意味しています。 わたしが

          将来の可能性を残すために

          人生初体験

          人生初めての入院と手術 風邪をひくことも滅多になかったので、入院準備も初めての経験でした。 3泊4日の入院予定、スーツケースにタオルやらパジャマだけでなく、ドライヤーや水やお菓子も詰め込んでいきましたが、これらは病院でも借りたり買えたりするものばかりでした。 わたしが入院していた頃は、コロナ真っ只中でしたので面会も付き添いもNG、個室は孤独だと聞いていたので大部屋にしました。大部屋で挨拶するのとか嫌だなと思っていましたが、皆さんカーテンで仕切られてるため、お隣さんすら退院

          病は人を選ばない

          病気になったのは〇〇さんのせいではない 2023年11月にテレビ朝日で放送された、友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~を観た人も多いでしょうか。 そのドラマで「病気になったのは平尾さんのせいではありません」と山中教授は言っているシーンが心に響いたのを覚えています。救われた気持ちで涙が止まらなかった。 わたしも闘病中は特に「何がいけなかったのか」「病気になったのは何かの行いによることなのか」と自身を攻めたときもありました。やり場のない思い。何かをしたから癌になったわけでは

          病は人を選ばない

          桜の季節になるといつも思い出す

          しこりは良性と悪性がある 自身の胸を触って、しこりがあったとしても、一気に悲観的になる必要はないと思います。 しこりには良性と悪性があり、良性のしこりを無理に手術で取る必要があるかと言うとそうではなく、経過観察を続けることの方が大切です! わたしは毎年一年に一度、実家の近くにある病院で、マンモグラフィーと超音波、触診の定期検診を受けていました。もともとしこりがあり(自分で触ってわかるような大きさのしこりではありませんでしたが)「良性だから問題ない」と、経過観察の期間が数年あ

          桜の季節になるといつも思い出す