準備しておいてよかったもの

病気は突然やってくるもので(実はじわじわと押し寄せているのですが)、備えなどある人はあまりいないと思います。わたし自身、まず何をしたら良いのか整理がつかなかったことを覚えています。
職場や学校(当時大学院に合格していてこれから通い始めるタイミングで発覚しました💦)などの伝えなくてはいけない人、ご自身の助けになってくれる家族や近しい友人には話しました。
学生時代の友人で内科医と産婦人科医にも相談しました。誰にでも彼にでも話したい気持ちには到底なれませんでしたが、必要だと感じた人には話して良かったと思っています。自分が思っている以上に、心の支えになってくれました、感謝感謝です。
今回の投稿では、当時準備したものの中から、いくつか紹介させてください。

ウィッグ

わたしはSNSで同病の方が投稿しているのをみて、LINEASTORIAのウィッグをいくつか準備しておきました(ウェブサイト:https://ilovewig.jp/)。前髪ありのボブと、前髪なしのロングを用意しておき、そのときの気分によって、ボブにしたり、ロングにしたり楽しんでいました。
ウィッグは、ズレないように網のようなものを被って(着けて)からウィッグを被るのですが、始めはその網がきつくて長時間被るのはきつかったですが、徐々に慣れてくるので無理のない範囲で着けましょう。また、網がなくともフィットすることがわかったので、網はせずに直接ウィッグを被っていました笑
病院で教えてくれる医療用ウィッグは、良いものと予想しますが、とにかく高かったこと、そしても"期間限定"である(と信じたい)ことから、リネアストリアのウィッグはお手頃価格でお買い求めいただけるので、楽しむ感覚でいました。
わたしの場合は、基本的に在宅勤務、リモート授業の日々でしたので外出することもなく、顔を出さないといけないときだけウィッグを装着し、人目に触れることのない家にいる間は、スカーフを巻くなど快適に過ごしていました。特に夏は暑すぎるので(逆に冬は寒い)、頭はストレスなく快適に過ごせることが最優先と思います。一番キツイのは、自分の髪の毛も生えてきて、生えそろうまでにウィッグをかぶっている期間の夏です。頭の上には何層覆っているのかという感じです笑
外に出るときは、どうしても人の目を気にしていましたが、ウィッグと言われなければ気付かない場合も多いですし、自分が思う程、周りはそれほど気にしていないことにも気づきました(それでも自分では気になるものですが)。
また、ご自身のお気に入りにウィッグが見つかったら、普段お世話になっている美容院で、自分に合うようにカットしてもらうことをおすすめします!これは本当にやってよかったです!わたしは病気になる前から20年程お世話になっている美容師さんでしたので、顔の形に合わせてウィッグをカットしてもらったり、その後髪の毛が生えてきた後の髪の毛の調子などを相談していました。

ケア帽子

治療で病院にいくときは、QOL総合研究所のTheケアぼうしをよく使用していました。肌触りがよくて綿100%で快適でした。ネットにはさまざまなケア帽子が出ていますので、お好みを探すと良いと思います!
QOL総合研究所のリンクも貼っておきます(ウェブサイト:https://www.q-ken.net/)。

巻き爪対策

抗がん剤治療よりも、分子標的薬治療期間中に便利だったもので、看護師さんからおすすめされたものとして、くっつく伸縮包帯があります。包帯同士がくっつく設計になっていることから、粘着質がない優れもの。100円均一でも売っていて、メーカーにもよりますが何メートルかあるので、気になる指に巻いて長さを自分で調整して切るのみ。外部衝撃からも守ってくれるので便利でした(1袋あれば十分でした)。
実際に巻き爪気味になってきた際に購入するのでも問題ないと思います。

どなたかの参考になれば幸いです。またなにか便利グッズを思い出したら書きたいと思います。


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