不登校ママから②こどもとの共感、暴言への対処
こどもの精神的不安定のときに、ママの存在は不可欠です。
どうしたって、ママに寄ってくる。
仕方がないのです。
最も助けを必要とした胎児のころ、お腹に入れて守ってくれていたのはママだもの。
助けて欲しいとき、ママのお腹の中に戻ってきたくなっちゃうのよね。
小2秋に不登校になった息子。
息子は当初、だいぶ荒れました。
かと思えば、ママの腕に触れて甘えてきたり。
心の中が荒れ狂っていると、感じていました。
こどもの《心を守りたくて》《笑顔が戻ってきてほしくて》当時いろいろと実践して、やって良かったことをお伝えしていきます。第2回目です。
1️⃣なによりもまず、共感する
不登校になり、息子が1日のなかで会話をするのは家族だけになりました。
話題といえば、ゲームと動画のことだけ。
始めのうちは夫とも意見が食い違っていたため、過度な時間制限を設けていました。
まず多くの人にわかって欲しいのですが、
不登校になった瞬間から、こどもの心の中は「みんなが学校行ってるのに、自分は行けていない」黒いモヤモヤが1日中渦巻いています。
モヤモヤを消したくて、ゲームや動画に没頭する。
私はそのことに、気がついていきました。
(依存や使用時間のことは元気になってからでいい。今はこどものメンタルを最優先に考えよう)
賛否両論あるかと思います。
しかしわたしは夫への説得・戦いの末、制限の解除を獲得しました。
そこから息子との話題作りのために、ゲームと動画の活用を始めます。
動画で、ママも知らない内容(曲やキャラクター)をみつけるごとに「これって何?いま流行ってるのかな?」と息子に聞きました。
一緒になって新しいゲームを始めて、共有も。
「ピクミンってかわいいね!ママも初めてやったけど面白いわ」
時間があるため、どんどん上達する息子。
ママがやり方がわからない部分を聞くこともあり、得意げに『そんな事も知らないの〜?こうやるんだよ』と教えてくれたりもしました。
肯定感の復活の兆し✨
そこで、まずは共感!!
「そうなの!?」「そうなんだ〜」「ママも知ってる!〇〇なやつでしょ!」
同じことを共有して、感じた気持ちを認めてあげる。
それが息子の安心に繋がっていきました。
2️⃣暴言には、実際に感じた気持ちを伝える
「クソババア、クソメガネ」
不登校になった当初、暴言を突如ママだけに浴びせてくるようになりました。
本人はイライラもしがちになり、ときには泣きながら暴れることも‥
暴言は、最低限受け止めました。
ただ、酷すぎるものに関しては、
もともとこころ優しい子。
だから不登校になったのです。
徐々に分かってくれるようになり、落ち着いていきました。
《結果》 コミュニケーションが取れるようになる
親としては苦行の連続ですが、こどもからの反応が日に日に変わっていくのを感じていました。
不登校当初の無表情だった顔にすこしずつ笑顔が戻り、こどもとのコミュニケーションも取れるようになりました。
何を聞いても「あー」とか無視からの、会話のやり取りが増えることは嬉しいことです。
不登校は大変ですが、悪いことばかりではありません。
こどもの小さな成長に気がつくことのできる、貴重な時間だと思いたいですね。