見出し画像

褒めなくていい。自分の存在を認めてほしいんだ。

うちの兄妹は褒められることを、嫌がります。
かわいい〜!かっこいい〜!と言おうものなら、即座に「そんなことない!!」と否定する。

これは不登校になる前から、そうだった。
嬉しくないわけではない。
でも自分ではそうは思ってないのに、そんな事言われても‥
どう反応したらいいのか、分からない。

そんなところでしょうか?

わたしも正直、そっちのタイプ。
褒められても(やったー!嬉しい!でしょでしょ!?)なんて思考には、ならない。


息子のオルタナティブスクール、入会時の面談でのこと。

朝行く前は、まだ揺らぐこともある息子。だが、スクールから帰るとママの目から見て明らかにテンションが高い。
顔つきが晴れ晴れとしていて、その日に何をしたのか、誰と何を話したのかを教えてくれる。

これがとても大きな変化であることを、先生に伝えた。

「ここで、褒めてもらえてるからでしょうか?」自分でそう言いながらも、違和感を覚える。(褒めてもらって喜ぶ子ではないはず…)

『そんな褒めたりしてないような?あーでも。やったことを否定もしないし、特別褒めないですけど、認めるような声がけをしてます。』


それだそれ!

大事ですよね。認めてあげるってこと。

家庭でもなるべく実践しようと、声をかけている。

・あ、お皿持ってきてくれたんだ。ママ助かるわ〜。
・え、いつの間に学習してたの?覚えてたんじゃーん。

そして自分の中でも、自分自身を認めてほしいなと思ってる。

自分が決めた場所に、自分の意志で通えている。その事実自体、ひとつの自信となっているのかもしれない。


不登校になり、余計に自己肯定感が下がっていた息子。
肯定感を上げる。その声がけが必要かと思っていたが、そうではないのかもしれない。

ただ、認めてあげればいい。


自己受容(ありのままの自分を理解し、認めること)
 ↕ 
メタ認知(自分を客観的に捉え、評価、制御すること)


人生は、この繰り返しなのかもしれないな。

こどもたち自身が自分のことを否定せずに、認められる人生を送れる。
その多様性が否定されずに、受け入れることがあたりまえな社会になる。

変化の流れが大きい、いまの時代だ。

あたりまえが変わる瞬間は、もうすぐそこにきているのかもしれない。



他人が己のために頑張ってくれたことに「感謝して恩を返そう」と思える人に、幸運がやってくる。

ゲッターズ飯田

共感いただけたならばサポートしてもらえたら、嬉しいです! いただいたサポートはこどもたちの第3の居場所(サードプレイス)への授業料に使わせていただきます!