HSP(繊細な人)が心穏やかに過ごせる方法
「繊細さん」「HSP(Highly Sensitive Person)」って、最近よく聞く言葉ですよね。私も恐らくそのHSPに該当するのではないかと思っています。
HPSの特徴としては、
「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人」
「簡単にいうと繊細な人のこと。物事を深く考えやすく感受性が豊かで、人と共感しやすいといった特徴がある」
などがあります。
これについて、私にはかなり心当たりがあります。例えば、ニュース番組の凄惨な事件の報道や事件・事故の現場を見て必要以上に辛くなったり、引きずったり。話している時(話したあと)に人がどう思っているのか、自分の言葉で傷つけていないかめちゃくちゃ気になったり。職場で叱られている人がいると、こちらまで辛くなったり。小説を読んでいて残酷描写に気分が悪くなり貧血を起こしたり。
小さい頃私は花火の大きな音が苦手で花火は車からしか見られませんでした(今も最初はドキドキする)し、運動会のピストル音も苦手。当時はただの怖がりだと思っていましたが、今となってはHSPの特徴だったということが分かります。
花火や雷といった事前に予測できる大きな音に対する恐怖には歳を重ねるにつれ慣れていったお陰で鈍くなれた一方で、
子どもの頃に「なんか怖い」「なんかよく分からないけど、なんとなく嫌だ」と感じて理由はハッキリ分からずとも避けていたもの…例えば人の痛みや苦しみといったものが、小さい頃より具体的に分かるからこそ、昔より辛くなってきた気もします。
大人になるほど精神や感性が研ぎ澄まされてきたからこその辛さといった感じでしょうか。
でもその「何か嫌だ」の”何か”の正体が分かりはじめたからこそ、対策さえ知っていれば対処出来るし避けられるのも事実。
というわけで、
『敏感すぎて苦しい・HSPがたちまち解決』高田明和 著
という本を買って読み始めました。
実は、今まで自分が薄々…というかほぼ確実にHSPだと内心思っていたのですが、HSPだと思うことで自分の行動、人間的な余地が狭まり、足枷をはめることになるかもしれない、何かから逃げる理由にしたくない、症状を当てはめられて”HSPの人”として一纏めにされたくない……と思い、こういったHSPに関する本は読んできませんでした。
でも自分を知り、できないことを受け入れ、等身大の自分を認めていくことが大事なのではないかと今ふと思い直し、一歩踏み出してみた次第です。
そこで自分のことを「HSPだからこういう人間だ」「弱い人間だ」と一纏めにして嗤ってくる人には、そこまでの人間なのだと思えばいい、そう思い直しました。
参考:
https://www.gyakubiki.net/readings/employment/2791/