季節を着るということ
夏から秋、そして冬へ。
季節の移ろいは決まってやってくる。
近ごろは冬のような寒い朝を迎えたかと思いきや、ぐんぐんと気温が上昇して夏日になる時もある。
明日は何を着ていこうか?と天気予報を頼りに考えるんだけど、気温の上がり下がりが激しい時期はけっこう悩んでしまう。
遠方への出張がある時なんて特にそう、、、。
目的地の気象予測を穴が開くほど何度も確認し、アレでもないコレでもないと着替えを取っ替え引っ替えしながらギリギリまで悩む。
「仕事着はスーツ」と決めてしまえば、きっと楽なのだろうけど、、、。
コロナ以降は生活様式も多様化してきているし、せっかくなら身近で私が好きな「着るもの」に遊び心を加えてみるのも面白いかもしれない、と思い至ったのです。
もちろんTPOはわきまえて、お会いする相手への印象も考えながら服装を組み合わせます。
そうなると季節の変わり目は本当に大変です。
けれど、服のデザインや色味、素材、シルエットなどから季節を感じることができるのは意外と興味深いもの。
端境期の街を歩くと半袖や長袖、寒色や暖色、軽装と重ね着などが入り混じり、まさに百花繚乱の様相を呈している。
お店のディスプレイもそのシーズンならではの趣向が凝らされていて、仕事中でもつい足を止めてしまい、眺めているだけで気持ちは弾みます。
時には仕事や生活のヒントが浮かんだりもする。
温暖化で四季のバランスが崩れてきているのは気になるけれど、それでも地球に存在する大きな自然が私の心に豊かさをもたらしてくれている。
これからも日常を通じて季節の移ろいを楽しみながら敏感であり続けたいと思っています。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今週は本格的に寒くなるとの予報なので皆さまご自愛ください。
タイトル写真は日没直後の東京都美術館です。
この景色の中にずっーと浸っていたい🥹