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書くことに困ったシリーズ「ら」

書きたい気持ちはあるけれど、何をテーマにすればよいか悩んだときのシリーズ。五十音順に進めております。

ライブ

初参加は中学生。
いや、違う。チケットを入手したのが中学生で実際にそのライブがあったのは高校に入学してからだった。神戸国際会館  N列のど真ん中だった。
それはそれはもう、もの凄い感動で、未だにオープニングを鮮明に思い出せる。


そのミュージシャン(バンド)は、テーマに沿ってステージの構成が毎回綿密に作り込まれていて、なおかつ、2日公演、3日公演などの場合はそれぞれにコンセプトが異なっていた。1回のツアーで2パターン、3パターンのライブを行うわけだ。昨日行われたステージと全く違うメニューが翌日に行われる。メンバーの努力と苦労がステージの素晴しさの裏にあったはずで、それを思うと今でも感動する。とにかく毎回クオリティの高い内容だった。

それまでも別のミュージシャンのライブビデオなどは観ていたので、それらとの違いというか、あまりの凄さに抜け出せないハマり方をしたのだ。
「ハワイアンエキゾチカ」「パラディッソミュージアム」「ハードボイルドダンディズム」の3編からなるこの初体験ライブのことを語り尽くしたいが、残念ながら相手がいない。
当時も趣味が同じ人はおらず、付き添いで付き合ってもらう感じだった。それは今もあまり変わらない。

タリーズランチの友は、職場で出会う以前は全く別のところでそれぞれに生きていたのだけれど、彼女が学生時代に私と同じように彼らに嵌っていたらしく、唯一話が合った友人なのだ。
しかしながら彼女もまだ当時は彼らのライブに行っていなかったようで、このライブの感動を未だに誰にも伝えられていない。

とにかく彼らのライブに行きたかった私は、まだ中学生なので生のライブ会場や参加するお兄さま、お姉さまの怖さにビビってもいたのだが、人づてに頼んでパンフレットを入手したりして、デビュー以来の全てのライブに参加している気持ちになっている。全ライブを体感できていないことについては非常に悔しい思いを持っているのだが、こどもだったので仕方がないと自分に言い聞かせている。
ま、こんなこと人からしたらどうでもいいことなのだけれど。とにかく、初期の彼らのことになると未だに熱い思いがあふれ出してしまうのだ。

高校、大学、社会人、その後の生活の変化にもかかわらずずっと参加し続けているライブは、私のエネルギーの元であり生きがいの一つなのだ。
過去はそれが一番の生きがいだったこともあるが、今の私には王様と侑さんが私の生きがいの多くを占める。
叶うなら、直接気持ちを伝えてみたい。あなた方のおかげで豊かな生き方をしてきました、と伝えられたらどんなにか幸せだろう、と。

まあそんな気持ちで毎回ライブに参加し続けているわけだ。
…どうでもいっか😅


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