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旅行先で本を買おう。一人旅の空き時間は読書がおすすめ【一人旅の楽しみ方】

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一人旅は孤独な時間が多い

一人旅は、その名の通り一人で過ごす時間が多い旅の形である。特に電車やバスでの移動中は、周りに話し相手もおらず、孤独感を感じることが多い。最初は新しい景色や風景に目を奪われることもあるが、長時間の移動では次第にそれも飽きてくる。

そんな時、ついつい手軽にアクセスできるSNSに頼りがちであるが、これでは普段の日常と変わらない。旅先でも日常と同じようにスマホの画面に向かって時間を費やすのは、せっかくの旅行の醍醐味を半減させてしまう。SNSの無限スクロールに疲れを感じ、もっと有意義な時間の過ごし方を求めることが多いだろう。

一人旅だからこそ、その孤独な時間を有意義に、そして記憶に残るものにするための工夫が必要である。その一つとして、本を読むことが素晴らしい選択肢となる。


空き時間は読書が良い

一人旅の空き時間をどう過ごすかは、その旅の質を大きく左右する。SNSやネットニュースで時間を潰すのは手軽であるが、それでは普段の日常と変わらない。せっかくの旅行なら、もっと有意義に時間を使いたい。そんな時におすすめなのが読書である。

読書は、ただの暇つぶしではない。新しい知識を得たり、心を豊かにしたりする素晴らしい時間の使い方である。特にKindle本よりも紙の本が良い。スマホで読む電子書籍は、通知やアプリの誘惑に邪魔されがちであるが、紙の本ならその心配はない。物理的な手触りやページをめくる感覚も、読書の楽しみを増してくれる。

さらに、家で積読になっている本があれば、それを持っていくのも一つの手である。普段はなかなか手を付けられない本を、一人旅の空き時間にゆっくりと読むのは贅沢なひとときである。また、現地の本屋で本を買うのも楽しみの一つだ。地元の書店では、その土地ならではの本や、旅行の思い出になる一冊に出会えることもある。

電車に乗りながらゆったりと本を読むのは、まさに旅のロマンである。窓の外に流れる風景を背景に、心地よい揺れとともに物語の世界に没入する瞬間は、他では味わえない特別なひとときだ。周りの喧騒から解放され、静かな時間が流れる中で、本のページをめくる音が唯一の伴奏となる。そのような情景を想像するだけで、心が落ち着き、旅の疲れも忘れられるだろう。


なぜ旅行中に本屋で本を買うのか

旅行中に本屋で本を買うことには、特別な魅力がある。特に電車で旅をしていると、駅の中に本屋があることが多いことに気付くだろう。駅の本屋は、旅の途中で立ち寄りやすく、移動時間を有意義に過ごすための素晴らしい場所である。

本屋で本を買うことで、その本が旅の思い出の一つになる。旅行という非日常的な時間に出会った本は、普段の生活の中で手に取る本とは一味違った特別な意味を持つ。例えば、旅先で買った本を読むことで、その場所やその時の気持ちが鮮やかに蘇ることがある。

旅行中に出会う本は、人生のバイブルになる可能性がある。非日常的な環境での読書は、新しい視点や考え方をもたらしてくれることが多い。旅先で偶然手に取った一冊が、人生を変えるような影響を与えてくれるかもしれない。

駅の本屋で見つけた本は、その時の旅の思い出とともに心に刻まれる。そして、その本を読むたびに、旅の記憶が蘇り、また新たな旅への意欲が湧いてくるだろう。旅行中に本屋で本を買うことは、ただの買い物ではなく、旅そのものをより豊かにする体験である。

旅の途中で出会う本は、旅をさらに深く楽しむための素晴らしいパートナーとなる。ぜひ次の一人旅では、駅の本屋に立ち寄り、一冊の本と出会ってみてほしい。その本が、あなたの旅を一層特別なものにしてくれるだろう。


旅行中に読む本の選び方

旅行中に本を読むことで、移動時間や待ち時間を有意義に過ごすことができる。特に駅内の本屋に立ち寄るのは、電車待ちの空き時間が多いだろう。そのため、ざっと本棚を見渡して、直感で本を選ぶことが大切だ。時間をかけずに選ぶことで、その瞬間の気分や直感が反映された一冊に出会える。

旅行中に読む本としておすすめなのは、軽くて持ち運びやすい文庫本だ。エッセイや短編小説集、ノンフィクションが特に適している。これらのジャンルは、短い時間でも気軽に読め、旅行の合間にちょうど良い。

また、分厚い本は荷物になるので避けた方がいい。長編小説は面白くても面白くなくても問題がある。面白すぎると、旅のメインが読書になってしまい、旅行の目的が変わってしまう可能性がある。一方で、面白くなければ読むのが苦痛になり、旅行の楽しみを削いでしまう。

本は、あくまでも旅をさらに面白くするためのものであり、旅のメインにはならない。旅行中の読書は、風景を楽しむ時間や現地の文化を感じる時間を邪魔しない程度に留めることが重要だ。そのためには、気軽に手に取れる一冊を選ぶことが理想的である。


おすすめの本

もし本屋で選ぶ本に悩んだらこれらを参考にしてほしい。

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「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。昭和25年、先生は旅に出た。道づれはヒマラヤ山系なる茫洋とした男。役に立つこと、ためになることはひとつもせず、借金まみれなのに一等車に乗り、妙に現実ばなれした旅はふわふわと続く。上質なユーモアに包まれた紀行文学の傑作。


40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。“いいとこなし"に見えるけれど、なぜかおかしいキミコの日々。「結婚しないの」?と聞かれた時の答え方、圧力鍋との15年戦争、父のゴミ分別の不可解なルール、朝はなぜ眠いのかについての考察など、日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。読んでも何の役にも立たないけれど、思わず笑いがこみあげて、不思議と元気が出てくるエッセイ集。解説の恩田陸さんも「この人に一生ついていくと決めました」と絶賛。

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