【二十四節氣・立秋】
~二十四節氣・秋 <初秋>~
【「立秋」(りっしゅう)太陽視黄経 135度】
8月7日~8月22日の頃
秋の気が立つ頃、
暑さのピークを迎える。
一方で
立秋を過ぎ処暑の頃ともなると
朝晩の吹き抜ける風の涼しさ
夜、聴こえる虫の音に
ひそやかに
秋の気配を感じます。
立秋を過ぎると、
手紙の挨拶文は
「暑中お見舞い」から
「残暑お見舞い」へと
変わります。
「暦便覧」より
初めて秋の氣立つが故なればなり
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~七十二候~
第三十七候<立秋・初候>
【涼風至 (すずかぜいたる)】
新暦8月8日~12日頃
第三十八候<立秋・次候>
【寒蝉鳴 (ひぐらしなく)】
新暦8月13日~17日頃
第三十九候<立秋・末候>
【蒙霧升降(ふかききりまとう)】
新暦8月18日~22日の頃
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ここ数日の暑さ!
夏も本番という感じ!
まさに
大暑から立秋にかけて、
暑さはピークに!
この暑い暑い日が続きますが
少しづつ
季節は秋へと
移り変わっていくのです。
早朝、思いかけず涼しい空気に驚いたり
夕方、仕事終わり、吹く風にほっとしたり
夜、虫の音に気がついたり
秋の兆しは、
日々の暮らしの中に。
貴方をとりまく自然の中から、
微細な季節の移ろいを感じとる
それが、立秋の頃。
自然の中から、感じとる秋の気配
ということもありますが、
あなた自身の身体で秋の気配を
感じとるということも
あるかと思います。
例えば
ワタクシの場合などは、
大暑の頃は、
仕事終わりの「ガリガリ君」は、真夏の楽しみ。
「救われるわ~」と、ガリガリしていたのに、
立秋を過ぎ、お盆の頃になると
ワタクシの「ガリガリ君熱」は、
さ~っと冷めていくのです・・・。
それは、毎年のこと。
身体の感覚は、正直なのですよねぇ。
二十四節気の季節の始まり
立春・立夏・立秋・立冬の頃は、
「季節のピーク」と「季節が立つ(生まれる)」
を、心身で感じ取ることを
大切にしたいと思うのです。
季節のピーク「明らかなもの」が
もたらすものに感謝し、
季節が立つ(生まれる)「不確かなもの」に
期待や希望を託す。
「明らかなもの」と「不確かなもの」が
混在し、めぐる世界を、
私達は、生きているのです。
それは、
とても豊かなこと。
立秋。
自分自身の中にも、
秋の兆しは生まれています。
そしてそれは、
豊かな実りの秋へと続いていくのです。
自然の中の巡る季節の兆し
自分自身の中の巡る季節の兆し
これを感じ取る感覚。
この感覚をひらくことで
立冬、「秋のピーク」の頃に
なにかしら、あなたにとって
よき実りがあるやも
しれません。
そんな季節がやってくることを
心待ちにして
今のこの時を味わう。
よき日々をお過ごしくださいませ。
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