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【二十四節氣・処暑】
~二十四節氣・秋 <初秋>~
【「処暑」(しょしょ)太陽視黄経 150度】
8月22日~9月6日の頃
「処」には、
止まる、落ち着く。
という意味があります。
「処暑」とは、
暑さが落ち着く頃。
残暑厳しい日もありますが
暑さも峠をこし、
朝夕に吹く涼しい風
陽射しの変化
ふとした瞬間に
秋の気配を感じます。
「暦便覧」より
陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也
・・・・・・・
~七十二候~
第四十候<処暑・初候>
【綿柎開(わたのはなしべひらく)】
新暦8月23日~27日頃
第四十一候<処暑・次候>
【天地始粛 (てんちはじめてさむし)】
新暦8月28日~9月1日頃
七十二候<処暑・末候>
【禾乃登(こくものすなわちみのる)】
新暦9月2日~7日の頃
・・・・・・・
8月も半ばを過ぎ、
「処暑」の頃となると
ギラギラとした夏の日差しも
午後を過ぎると
趣きが変わってきたなぁ。
と感じることがしばしば。
日中の暑さに
「夏の名残り」を
そして、
朝晩に吹く風に
「秋の始まり(はしり」を
感じるのです。
名残りの夏と始まりの秋を、
一日の内で、感じる頃。
夏が終わる。
それは、歓喜に満ちた祭りが終わる。
そんな感じ。
そして、
多くの方々がこの頃
少しだけ物悲しさ、憂いを
感じるのではないでしょうか?
東洋思想陰陽五行の世界では、
夏→喜(笑)、秋→悲(憂)
というように
季節ごとに感情を記しています。
夏の終わりと秋の始まり。
「夏の喜」から「秋の悲」。
この頃、少しだけもの悲しさを
感じるのは、
四季の流れに寄り添った
自然な感情の流れ。
私は、
この「自然の流れ」と「感情の流れ」が
すんなりと調和するこの時期が好きです。
季節の微細な流れを感じること
そして、
自分自身の心情の変化に向き合い
味わいきることで
私達は、心身ともに、
「大いなる存在」と調和させていただく
ことになるのかもしれません。
それは
私達が、生まれてきた醍醐味の
一つなのだと感じます。
それでは、
今の季節を楽しみつつ
心身すこやかにお過ごしくださいませ。
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