葉桜の季節に君を想うということ/歌野昌午
騙された。
読み終わった今、ニヤニヤしながらこれを書いている。
実家の掃除を手伝いに行った時にどこからか出てきた年季の入った図書カードをこっそりポッケに入れ、東京へ持ってきていた。
3000円分くらいあったな。
本を買うときはあまり下調べをしない。
本屋さんで何にしようかと迷ってる時間が好きだから。
その図書カードで本を買い漁ろうと近所の本屋さんにいた時、この本を手に取って裏のあらすじを読んだ。
「究極の徹夜本です」と書かれていて、眠れない夜にはコイツで徹夜してやろうと思って手に取った。
読み始めると最初の1ページから夢中になった。
でもその1ページ目から、もう騙されていたのだと思う。
偏見というか、そうであるべき、という凝り固まった概念がそうさせたのだろう。
徹夜本でもあったし、秒読み本でもあった。
読み終えるまでがあっという間だった。
夢中にさせてもらって有難い。
読んでるときは違和感を感じないけど、読み終わってみると、「いや〜確かに、そうだよな!」ってなるポイントがたくさんあってニヤニヤする。
おもしれー、おもしれー。
おもしれーでしかない。
どれだけの人がこのnoteを見てるか分からなけど、まだ読んでない人のために抽象的な書き方ばかりになってしまって、歯痒い。
読み終わってすぐだから圧倒されて言葉にしづらいというのもあるけど。
ただ、感想としては
恋愛感情で、あそこまでの行動が出来るってのは、人間らしくて羨ましいと感じた。
すんげーなー。
まだ余韻でぼーっとしてるけど、
良い本に出会えて良かった。実家の掃除を手伝って良かった。図書カードをポッケにしまっといて良かった。
世の中にはまだまだ出会ってない面白い本がたくさんあるんだと思うと幸せ。
次はなーに読もーかな。
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