笛木醤油 埼玉県川島町散歩 2023.10.29
野菜が高い。じゃあ直売所なら多少安いんじゃないかということで。
直売所に行って、アレコレと野菜を見繕ったあと、飯を食おうと寄ったのが、この金笛しょうゆパーク。
駐車場は第一から第三まで30台くらい。それでも結構車がいて、蔵の中の臨時駐車場も使用していた。観光バスも来ていたよ。
併設されてるしょうゆ蔵のレストラン。ここに来たらやっぱり食べ比べセットがいいよね、ということで、注文。食べ比べは13:00前には売り切れになってました。
うどんを、テーブルに置いてある色々なラインナップのしょうゆで食していくもの。
大盛りにしちゃった。
今日のしょうゆは以上の6つ。
右から、木桶仕込み、再仕込、ポン酢しょうゆ、唐辛子しょうゆ、燻製風味しょうゆ、オリーブオイルしょうゆ。
届いた!
木桶初しぼり。かすかに木の香り。スッと鼻に届く感じ。普通に美味い。
再仕込み生しょうゆ。再仕込みは大豆と小麦を麹にしたあと塩水を混ぜるところにしょうゆを使うもの。かなりとろみもあって、濃厚。これも美味しい。
ぽん酢しょうゆ。これは埼玉県の毛呂山にできる桂木柚子を使っているとのこと。伝統の柚子らしいです。当然ながら美味い。
この豆腐、川島町の直売所で見たやつで、まあまあの値段だからどうしようかなあと思って見送ったもの。
ときがわ町のわたなべ豆腐は、割と使うことの多い豆腐で、川島町の直売に行って午前中だと買って帰ることも多いもの。ただこの青山在来という大豆のものは初めて見て、250円で、ちょっと高いなあと思ってた。でもそれが、ここで試食できたのは嬉しい。
なめらかで、美味しい。
木桶初しぼりで食べたら、木の香り結構感じる。
今度は買うぞー。
奥の二つ、燻製風味醤油は、結構しょっぱいので微かにつけるくらいがちょうどいい。魚粉と合わせて食べたい。
オリーブオイル醤油は、要するにカルパッチョとかに普通に行けそう。それこそ柚子でも絞って。おばんさいの刺身につけて食べました。
妻が頼んだのはこれ。ややうどんが柔らかくなるものの、ごますったてでととねぎ豚汁で食す。すったて美味し。
「すったて」ってなんだろうと思って、調べてみたら、「味噌をベースに胡麻、キュウリ、青じそ、ミョウガ等の夏野菜をすり鉢ですり合わせたものを、冷たい水やだし汁で割ってつけ汁とし、これにうどんをつけて食べる」とある。なるほど。上品だね。本来はもっと粗野なものなんだろうけど。
子ども用のセットが豪華。
思ったこと。うどんのコシを楽しみたい人はしょうゆ食べ比べ、味わいならば木桶かな?量が物足りない人は、川島町にはうどん屋がたくさんあるので、ハシゴしてもいいかも。
混んでる時はちょっと待つけど、ご飯自体はスッと出てくるので、その辺はバランス取れてていいかな。
食べたあとは、工場見学へゴー。正味30分のツアー。1グループに一つ、パンフレットが配られ、それを元に実地レクチャー。意外と人が参加していて、ビビった。30分ごとに区切られている枠の上限は25人。うち、我が回は13:00、6グループ、9➕3➕2➕3➕4➕2で、23人。一番多かったんじゃないかな。
倉庫で原料の説明。笛木醤油は寛政元年創業。1789年。この倉庫は明治6年竣工。
小麦は埼玉県産、大豆も埼玉県、岩手県、有機大豆はカナダ、ということでした。この原料を右下に見える蓋を開けて、流し込む。
このパイプを通って、浸潤やらなんやらの工程に。醤油作りの職人さんは納豆を食べちゃいけないそうです。呼気に納豆菌があると、醤油にならず納豆になってしまうからで、一度だけ、それで全滅したことがあるそうです。怖いですね。
初めはこんな感じ。麹の色が緑ですね。2ヶ月。
徐々に発酵。
最後のものは一年っていったかな?これは展示してるもので、
実際はこんな感じで製品化しているようです。
その後、濾過して、絞る。
醤油の搾りかす、は、こんな感じの板状になって廃棄だそうです。
酒粕と違って食用には無理。塩分濃度は8パー。何かに再利用できないだろうか、と申しておりました。
腹ごなしが完了すると、ちょっと甘いものが欲しくなります。
そんな方には、ここがおすすめ。
「ジェラテリア あさぎり」
歩く距離じゃないけど、車でならすぐ。駐車場も12台くらいは完備。
こんな感じ。ただ、駐車場の入り口は微妙に狭いので、アルファードとかで入ろうとすると、ちょっとビビるかも。ハマーは入れません、きっと。
こんな感じのメニュー。
私は、川島みそとごぼうチョコレートのダブル。
こんな感じの庭で食します。今の季節はちょうどよかったかな。
ごぼうチョコレートが濃い方。川島みそが薄い方。
素材感のしっかりしたジェラートで、みそは味噌が感じられるし、ごぼうは牛蒡の風味がしっかりあります。
上からかぼちゃとブルーベリーヨーグルト、青梅とあさのは(ミルク)です。
農園も経営されつつ、隣は炭焼治郎という名の食事処もありました。
ん…炭焼治郎?
あさのは…?
飼ってらっしゃるヤギは「しのぶ」というらしいです。
なるほど、鬼滅の刃トリビュートなお店、農園ということだったんですね。
というわけで、ちょっとした川島町の見学、休憩スポットを巡る旅行に行ってきました。
何かの参考になれば幸いです。