新しい時代を生きる子供たちに、学校教育がやるべきことは「ちょっと難しい課題」を与えることだ
皆さんは、子どもにちょっと難しい課題を与えていますか?ちょっと頑張ればできるチャレンジをさせていますか?
私たち家族は、先日「フォレストアドベンチャー」に行ってきました。まさに、娘たちにとっては「ちょっと難しい課題」にチャレンジしてきた1日でした。
ちょっと難しい課題は、少し頑張ればできます。
「よし、やってみよう!」
という気持ちにさせてくれます。チャレンジが生まれ、達成することで自信がつきます。コンフォートゾーンから一歩踏み出すことになるのです。
難しすぎると、逆に自信を失い、やる気をなくすことになります。
逆に、簡単すぎると何の達成感も得られないし、成長も見られません。
あくまで、「ちょっと難しい課題」をスモールステップでクリアしていく過程が大切です。
次女は小学校1年生で、運動は得意というほどではありませんが、身体を動かすことは好きな方です。私は
「次女にとっては、そこまで難しくはないかな?」
という印象を受けていました。実際に、木の上で様々なコースに挑むのですが、楽しそうに笑顔も溢れ、私も写真や動画を撮るのに必死であまり気に留めていなかったのですが…
一本のロープを渡るステージで、見事につまずきました!
高い場所で、しかも一本のロープを渡らないといけないことに恐怖を感じて泣き出してしまいました💦
「どうするかな?」
様子をずっと見ていましたが、泣きながらもロープを渡りきることができました。最後のジップスライドも、フラフラになりながら、何とか降りてきました。当然、着地は失敗で背中やお尻は泥だらけです💦
涙は止まらず、次のコースへチャレンジしていました。
全てのコースをやり遂げると、何かしら達成感があったようです。ふっきれたように、清々しい表情で「アイスが食べたい!」とおねだりしてくるいつもの次女に戻っていました(笑)
学校でも同じです。
ちょっと難しい課題を与えることで、「よし、やってやろう!」という気持ちを持たせることができます。算数でも、単純な計算問題をずっと解き続けても、確かな成長は見込めません。
AIが当たり前になってきている現代社会では、計算力ははっきり言って必要ないのです。大人としての教養としては必要かなというレベルです。それよりも、計算を使って日常生活をより豊かにしていくためにいかに使えるかが重要になってくるのです。
私の答えは、以下の2つです。
①学校の授業をはじめ、学校生活のあらゆる場面で活動や課題に対して主体性をもって関わり、対話を通して解決しようとする態度を育成すること
②そして、実際に解決したり答えを見いだしたりする経験を通して将来を自らの手で切り拓く力を醸成していくことだと考えます。
そのためには、戦略的な学級経営やカリキュラム編成が必要になってきます。そして、同僚との横のつながりが大切です。お互いが同じ気持ちで共通理解することで、何倍もの効果が期待できます。
もっと簡潔に述べるのであれば
学校教育は「ちょっと難しい課題」を与えることが大切である
ということです。スモールステップで課題をクリアしていく中で、自然と自分の人生を切り拓く力を身に付けていくことができるようになると思うのです。
この信念のもと、特別支援教育というフィールドの中で教育を行っていきます。娘にも、嫌がられるかもしれませんが、「ちょっと難しい課題」を与え続けていこうと思います😄
今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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