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洋書"The Ballet Maker George Balanchine"

世界バレエフェスティバル2024の永久メイのチャイコフスキー・パ・ド・ドゥに魅了され、そういえばバレエ関連の洋書は読んだことがないなと思い、バランシンの伝記を読み始めることにした。


そもそも、今回半ば諦めていた世界バレエを、当日券に並んでまで観に行くことにしたのは、マリインスキーバレエのバランシンライセンスが今年で切れ、しばらく永久メイのバラン新作品は観ることができないのではないかという噂を耳にしたからだった。

バランシン作品の権利関係の複雑さについてよく知られているが、生前バランシンがどのような考えを持って行動していたのか気になっていたので、バランシントラストの設立背景等を知ることができたら…と読み進めていた。
残念ながら、バランシントラストに関する記載はほとんどなかったが、職場関係者との多重な恋愛関係の様子などは、SNSでダンサーがプライベートを発信するようになった現代のバレエ団の様相と地続きな印象を受け、飽きることなく読み切ることができた。それにしても恋多き男…。


英語以外を母語に持つ方が書かれているのか、英語翻訳の洋書を読むときに似た、シンプルで理解しやすい英語だった。
ページ数も読破しやすい分量で、バレエが好きな方だけでなく、普段読まないジャンルに挑戦し語彙力を増やしたい!と考える方にもおすすめの一冊。




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