Japanese Next Door

読書と香りの記録。 香水、キャンドル、空薫。 洋書を中心に読んでいます。 #paperbackchallenge2024

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最近の記事

"The Ballet Maker George Balanchine"

世界バレエフェスティバル2024の永久メイのチャイコフスキー・パ・ド・ドゥに魅了され、そういえばバレエ関連の洋書は読んだことがないなと思い、バランシンの伝記を読み始めることにした。 そもそも、今回半ば諦めていた世界バレエを、当日券に並んでまで観に行くことにしたのは、マリインスキーバレエのバランシンライセンスが今年で切れ、しばらく永久メイのバラン新作品は観ることができないのではないかという噂を耳にしたからだった。 バランシン作品の権利関係の複雑さについてよく知られているが、

    • Diptyqueキャンドル感想

      アロマキャンドルを使い出したのは、コロナのstay homeの頃。 ちょうどその頃、誕生日に友人からDiptyqueのミニサイズのキャンドルをいただき、その後長い長いおうち時間でいろいろ試す中ですっかり生活の一部となった。 香水のレビューは世にたくさんあるが、キャンドルの香りのレビューは香水と比べるとまだまだ少ないので、参考までに実際に購入したことのある香りについて感想を記録する。 余談だが、ディプティックは190gのクラシックキャンドルと、70gのスモールサイズの2種類の

      • ”The Alchemist”と洋書多読の始め方

        日本語だとすごく早く読めることこら、分量も少ないし、ストーリーもシンプルだし!と思って3冊目の洋書に選んだのがアルケミストでした。 しかし、これは私にとっては大きな誤算でした…。 星の王子さまなどにも言えることかもしれませんが、スピリチュアルな要素が多いストーリーは抽象的な表現が多く、初期に読んだ他の小説と比べて推測して読むというのがうまくできませんでした。 同じく"The Four Agreements"も、スピリチュアル要素が強く、ページ数が少ない割に読み切るのに時間

        • 『パッキパキ北京』

          ”コロナでめっきり海外に行けなくなったけど、旅行気分が味わえるよ”と家族が手渡してくれた、綿矢りさの「パッキパキ北京」。 非常に軽い文章で、平日仕事終わりに2時間程度で読み終えた。 綿矢りさ自身も家族の仕事の関係で中国に在住しているそうだが、小説というよりは、異国での暮らしを丁寧に描写した駐妻エッセイという印象。これで小説として世に売り出せるのだからいいなぁ、という感想を抱かずにはいられない。 そうはいっても軽快に小気味よく最後まで一気に読ませる文章は彼女の成せる技かも

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          今年のGWは”普段と変わらず過ごす”ことに決めていたので、初夏の明るい日差しが差し込む中、窓を開けて心地よい風を存分に楽しみながら読書をして過ごした。 このところ読書といえば洋書ばかりだったが、久しぶりに手に取った和書。 SNSで話題になっていたのは知っていたが、初めて訪れた新宿の紀伊国屋書店でNo1として陳列されているのに遭遇し、思わず購入してしまった。 特に序盤、トレンドのワードがふんだんに散りばめられていて、新卒から著者と同世代くらいのまさにターゲットとされている層

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          洋書“Swallows and Amazons”

          2024年2冊目の洋書。 2022年から月に1冊洋書を読むことを自分の中で目標にしているが、ここ最近はつまみ読みばかりでなかなか最後まで読み終える本がなかった。 世の中には面白そうな本が多すぎる…。 そんな中、ちょうど1ヶ月で読み終えたSwallows and Amazons。 もともと、河村早規さんのyoutubeでちらっと紹介されているのを見てから気になっていた本書。 子供向けなので読みやすいかと思いきや、ヨットの操縦方法等馴染みの薄い単語が並ぶ場面もあり、やや苦戦し

          洋書“Swallows and Amazons”