子どもの夏休み。私を苦しめていたのは「理想の夏休み」という幻想でした。
7月も後半に入り、お子さんたちは夏休みに突入しましたね。
お母さんたちは、ただでさえ暑くて厳しい夏なのに、連日子どもたちの昼ご飯と、宿題と、ギャーギャーと騒ぐ声に、お疲れになっているかもしれません。
私も子どもの夏休みが本当に嫌いでした。幼稚園・小学校の頃は特に。
どうしてあんなにも母親に負担のかかる期間が1ヶ月もあるのか不思議でした。
振り返ってみると、私が子どもの夏休みが嫌いだったのは、私自身が「理想の夏休み」を追い求めすぎてたからだと感じます。
いま思うと、「理想の夏休み」を手放せたら、少しだけ夏休みに対する肩の荷が軽くなるんじゃない?と思うんです。
今日は少しでも読んだお母さんたちが夏休みの負担から解放されるといいなという想いで書いていきますね。
母親がやらなきゃいけないことが多すぎる
子どもの夏休み。
朝、子どもを起こして、朝ご飯を食べさせて、送り出す・・・。
そんな日々のバタバタから解放されて「はぁー!朝、ゆっくりできる!夏休みサイコー!」と、夏休みをありがたく思えるのは最初の数日間で。
2、3日も経つと「早く、夏休み終われ!」「まだ7月じゃん(涙)」と泣きたくなったものです。
夏休み期間中は、お母さんの負担は何倍にもなります。
連日暑くて、自分の生活を回すこともやっとな環境の中、朝ご飯を終わったと思ったら「昼ご飯はどうしよう?」と常に食事に追われ、宿題の計画を一緒に立て、自由研究を何やろうか?を子どもと考えたり、読書感想文の本を買いに行ったり。
朝から晩まで「いま、子どもは何してる?」「次は何させよう?」で頭がいっぱいでした。
さらにお家で仕事をしているお母さんは、自分の仕事もあるのに、隣の部屋でYoutube三昧のわが子や、そうかと思うと突然やってくる「おなかすいた~」攻撃に辟易されているかもしれません。
夏休み期間中はとにかくやること、気になることが多すぎるのです。
夏休みの私を苦しめていたのは「理想の夏休み」
さらに夏休み期間中、私の頭の中は「~しなきゃ」でいっぱいで。
「自由研究は恥ずかしくないものを出さなきゃ」「せっかく時間があるんだから、勉強もしっかりさせなきゃ」「夏休みなんだから、家族ででっかいイベントを体験して、スペシャルな思い出作りをしなきゃ」「毎日の食事は栄養のバランスも考えなきゃ」・・・と。
しかも、事実かどうかは分からないのに、他人(よそ)の家、世間が思う理想の家と比較して自分を追い込んだりもしてました。
「きっと○○ちゃんちは家族でハワイ旅行だから、うちは・・・」、「○○くんちは科学教室に行くだろうから、うちも・・・」、「いいお母さんは夏休みでも3食、しっかり食べさせているはず」、「仲良し家族の○○さんちはバーベキューに行くみたいだから、うちは○○公園にでも連れ出さなきゃ」・・・。
体力も気力もない私は、もちろんそれをすべて一人で回せません。そんな自分に「ほんと、だめな母親だなぁ」と烙印を押していました。
いま振り返ると、夏休み期間、私の脳内を占めていたのは「子どもには充実した夏を過ごさせねば」という勝手な使命感。
そして、世の中の「理想の母親」「理想の家族」「理想の教育」といった、誰だかわからない世間のプレッシャーを感じて、一人で苦しんでいたんです。
スペシャルなファミリー、スペシャルなママを想像して、「その人達なら、きっとすごい夏休みを子どもに過ごさせているはず」という、一種の幻想にとらわれて、そこを目指して苦しくなってた。
あの時の自分に言ってやりたい
いま、あのときの自分に声をかけるとしたら、
比較じゃなくて、納得感。
理想じゃなくて、自分サイズだよ
と言ってあげたい。
そんなに苦しい思いでイライラして過ごすくらいだったら、誰かの価値観で作られた「理想の夏休み」なんかじゃなくて、ニコニコしながら「うちはこれで良し!」「これがわが家のやり方だ」という夏休みを過ごせば良かったと感じるからです。
食事なんて、お腹が満たされていれば大丈夫!
キャンプなんかじゃなくて、大好きな『ワンピース』1巻から読もう!って家に籠もったっていいじゃない!
プールに連れ出さなくたって、家でバブルバスやってキャーキャー言っているだけでいいじゃない!
「〜でいいじゃない!」って胸を張って言ってあげたいんです。
「夏休み、しんどい」と感じさせているのは何ですか?
いま、夏休みがしんどい!、イライラする!!と感じるお母さん。
そう感じさせているのは何でしょうか?
お母さんが必要以上に「夏休みはこうしなくちゃ」「子どもにこうしてあげなくちゃ」と【~なくちゃ】で頭の中がいっぱいになっているのだったら、「ほんとに~しなくちゃだめ?」を自分に聞いてみてください。
もしかしたら昔の私のように、「理想の夏休み」を追い求めて、苦しくなっているのかもしれません。
そうならば、その「理想の夏休み」を手放してみませんか?
そうすると肩の荷が下りてふっと楽になりませんか?
誰かとの比較じゃなくて、【あなたが無理なくできるサイズの夏休み】を子ども達に過ごさせてあげればいいと思うんです。
そして、何よりもお母さん自身が無理をせず過ごしてくださいね。
それが何よりも子どものためになるから。
お母さんたち、頑張ってください!
今日も読んでくださってありがとうございました。
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\この記事を書いたのは/
大切なものを大切に
ライフコーチ しいはしさくら
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