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リアルなビジネス体験が育む”生きる力”。その輪を広げるために。~Sunlit Futuresの想いと挑戦~

こんにちは!
お金の知識で未来を明るく照らす「親子向け金融教育プロジェクト」・Sunlit Futuresです。

前回の記事では、私たちが提供している子ども向け金融教育プログラムについてご紹介しました。

「ビジネス集中講座」「1日仕事体験」「マネークラフト」。
これらはすべて、子どもたちが楽しみながらお金の本質を学び、自ら考え、行動する力を育むためのものです。

今回は、これらのプログラムに込めた私たちの想いと、リアルな体験を重視する理由、そして活動を通じて見えてきた課題についてお話しします。

レモネードスタンドを超えて、リアルな起業体験へ

私たちの金融教育プログラムの特徴は、リアルな体験を重視していることです

子どもたちが実際にお店を出し、お客さんと向き合い、本物のお金を稼ぐ。
この体験は「レモネードスタンド」からヒントを得て始まったものでした。

レモネードスタンドとは、アメリカの子どもたちが自宅前などに屋台を出して手作りレモネードを販売する、ビジネス体験活動のことです。子どもたちは自ら稼ぐ楽しさやお金の大切さを学ぶことができます。

本当に必要なマネーリテラシーとは?Sunlit Futuresが生まれるまでより

私たちの子ども向け金融教育プログラムは、実際には、「レモネードスタンド」よりももっと実践的でリアルな体験を追求しています。

たとえば、レモネードスタンドで売る商品はレモネード、とあらかじめ決まっています。しかし私たちは、子どもたち自身に、何をいくらで販売するか考えてもらうところから始めているんです。

さらに、私たちは子どもたちに、店を出す際の材料費を親から借りる体験もしてもらいます。借用書を書き、利息も含めて返済を約束する。リアルなお金の動きを肌で感じることで、実際のビジネスや金融の仕組みを、実体験としてより深く理解してもらいたいのです。

いくらで売れば手元にお金が残るのか、どうすればお客さんに買ってもらえるのか、利益を上げるために工夫できることはないか。これらすべてを子どもたちに考えてもらいます。ときには子どもたち同士の意見がぶつかることもありますが、そんな場面こそ貴重な学びの瞬間なのです。

おもちゃのお金ではなく、実際のお金を扱う緊張感。
自分のアイデアが形になり、お客さんに喜んでもらえる喜び。
そして、一生懸命稼いだお金の一部を借金返済に充てる複雑な感情。

お金を稼ぐ喜びも、失敗したときの悔しさも、すべて子どもたち自身が感じて、体験してもらいます。そんな経験の積み重ねが、子どもたちの大きな成長につながると信じているからです。

稼ぐ喜び、働く幸せを、本物の体験が教えてくれる

このようなリアルなビジネス体験を通じて、私たちは、子どもたちに「お金を稼ぐこと」や「働くこと」の本質に触れてもらいたいと考えています。

「お金を稼ぐ」ことは、決していやしい行為でも大人だけに許された特権でもありません。単に銀行の残高を増やすための手段でもありません。

「お金を稼ぐこと」の本質は、人に喜んでもらい、その対価をいただくこと。
「働くこと」の本質は、その喜びを感じて、次はもっと頑張ろう、もっと工夫しようと思えること。

このような本質を実際の経験として学ぶことで、子どもたちのなかに経済的な自立心が芽生え、自己決定力が養われていくのです。

私たち大人の多くは、社会に出てから世の中のお金の仕組みや流れを学びました。しかし、もし社会に出るよりもっと早い段階から、これらを体験しながら学ぶ機会があれば、子どもたちの可能性はもっと広がるはずです。

実際、大人たちが会社で真剣に取り組んでいること、たとえば商品企画や経営戦略のようなビジネスの核心的な要素を子どものうちから体験できるのは、とても貴重な経験だと私たちは考えています。就職活動前の大学生が行うインターンシップを、一足早く体験するイメージです。

私たちの願いは、子どもたちが「お金が欲しい」と思ったとき、「じゃあ、自分で稼ごう」と自然に考えられるようになること。そして、「親にねだって買ってもらえたらいいな」ではなく、「自分に何ができるだろう?」と考えること。

たとえば、小さなビジネスのアイデアを親にプレゼンをしたり、自分で作ってみた小物や不要になった本・おもちゃをメルカリやフリマで売ってみたりするのもいいでしょう。「お金を稼ぐ」ために、子どもでもできることはたくさんあるのですから。

子どもたちの笑顔のために、乗り越えたい課題

ここからは、少しだけ赤裸々な本音を語らせてください。

Sunlit Futuresのミッションは、正しいお金の知識で1人でも多くの方の人生をより豊かにすること。

しかし、活動を続けていくなかで、いくつかの課題があるのも事実です。

そのひとつは、イベント会場を安定的に確保すること。これまで商店街の空き店舗や企業の会議室をお借りして活動してきましたが、プログラムの開催頻度や参加人数に制限がありました。もし、もっと多くの子どもたちに学びの場を提供できたら…そんなもどかしさを抱いています。

また、私たちの活動をより多くの地域に広げていくことも、大きな夢のひとつ。しかし現在のマンパワーでは、どうしても対応できる範囲に限界があります。全国の子どもたちに体験の機会を届ける夢の実現には、ともに歩んでくれる仲間の存在が欠かせません。

そして、活動を継続し充実させていくための資金面の課題も。限られた財源のなかで、より多くの子どもたちに質の高い体験を届ける方法を模索しています。

私たちはこれらの課題と向き合うため、試行錯誤を重ねながら、ただひたすらに走り続けています。もし、そんな私たちにお力添えいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!

具体的には、以下のような形でご協力いただける方を募集しています。

  • イベント会場を提供してくださる企業や店舗の方々

  • 私たちの理念に共感し、各地域で活動を展開してくださる方々

  • 資金面でのサポートをしてくださる企業や個人の方々

私たちの思いに共感していただける皆さまとのご縁を大切に、私たちはこれからも挑戦を続けます。

▼金融教育への思いについては、こちらのnoteでくわしくお話ししています。


・隆杉Twitter https://twitter.com/tot_no_l
・Sunlit Futures 公式Instagram https://www.instagram.com/sunlit_futures
・Sunlit Futures公式LINE https://utage-system.com/line/open/OxsO4GZnG5v6

\Sunlit Futuresのホームページができました!/

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