「あした死ぬかもよ?」を読んだら、今すぐ人生を変えたくなった。
いま、こう問われたら、あなたはどう答えますか?
この本の冒頭には、人生最後の日に何を思うかを考えさせるワークがあります。実際に自分が死んだと想定して、5分間身動きせず目を閉じます。
私も本の通りにやってみました。
すると、たくさんの心残りが次々と浮かんできました。
子どもたちの成長をまだ見たかった。ちゃんと一人前に育てたかった。
子育てが落ち着いてから過ごすはずの夫との人生が送れなかった。
両親よりも早く死ぬと思っていなかった。まだ親孝行が済んでない。
金魚たちの成長を、ずっと見ていたかった。
職場で復帰を願ってくれる上司や同僚たちに、何も応えられなかった。
これでもごく一部です。
とにかく悔しくて、どうにかしたくて仕方ない。
でも、これ以上の心残りがありました。
エッセイストになりたかった!挑戦すらできなかった!
実は、これが一番悔しいと感じました。
家族を一番愛しているのに、それを凌駕する気持ち。
心のどこかで、エッセイストに挑戦したいと思っていました。
この本を読んでいる時点では、まだ誰にも打ち明けていなかった夢。
どこかで「できるわけない」と思って、諦めようとしていました。
年齢のこと、今の仕事のこと、収入のこと…
言い訳をいくつも並べて本心をしまい込み、重いフタをしていたのです。
そして、見ないふりをずっとしていました。
しかし、このワークで「今すぐ死ぬかもしれない」と考えたら、奥底にしまい込んでいた本心が重いフタを外して、勝手にあふれ出てきました。
心の奥底にあった「エッセイストになりたい」という夢に、やっと正直になれたのです。
ここまで考えただけで、実はまだ14ページしか読み進んでいません。
冒頭だけで心を奥底から動かされた私は、必死に続きを読みました。
読了後、今後のことをいろいろ考えました。
家族のことも、仕事のことも、夢も。
すると、いい意味で心から開き直ることが出来ました。
年齢は言い訳にならない。今が一番若い。
人生はいつからでもやり直せる。
自分に嘘をついてごまかす生き方は、もうしたくない。これからは自分に正直でありたい。
挑戦せずに後悔するのは嫌だ。
夢も地位も大切なら、両方取ってしまおう。
私の人生は、私のもの。誰のものでもない、唯一無二のもの。
これだけ考えた後に書いた記事が、こちらです。
今読み返しても熱量の高い内容です。
心から強く願った結果、この記事が生まれました。
「あした死ぬかもよ」は、2回読みました。
それでも、人生に迷った時にまた、手にするでしょう。
それほど今の私には響く本でした。
今の人生に後悔がある方、
人生を変えたいと願っている方に、
おすすめします。