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medetaico
授業参観に全力を出す息子の話。
ピンと伸びた指先。
これでもかと伸びた背筋。
絶対に当ててもらいたいという気迫。
授業参観日。
二男が全力で手をあげ、
発言の機会を伺っている。
後ろから見ているから顔は見えないが、
おそらく顔は真剣だ。
我が家の二男は、勉強より運動が好きだし、
授業中、積極的に挙手をして
発言をするタイプではない。
勉強は自信がなく、
授業ではじっとしているのに精一杯らしい。
(本人談)
そんな二男が手を挙げている。
あ、先生が当ててくれた。
二男が発言する。
「いいね!」
先生が褒めてくれた。
ほっとした背中。
安心して席に座る二男。
その一部始終をヒヤヒヤしながら見届け、
二男以上にほっとした私。
授業参観後、帰宅してから二男に聞いた。
私 「今日、手上げて答えてたね。」
二男 「うん。
だってお母さん来たから、
ぼくがんばったよ!」
私 「すごいね!確かに頑張ってたね!
先生にも褒められてたね!
頑張ってるところ見れて
嬉しかったよ!」
人によっては子どもが挙手をして発言なんて、
当たり前のことかもしれない。
でも、我が家の二男にとっては、
普段やらないことを全力で頑張った。
鼻を膨らませてドヤ顔を決めている。
親バカかな?と思いつつも、
私も全力で褒めた。
こんな小さなこと、
大人になったら忘れてしまうかもしれない。
でも私はきっと覚えてる。
お母さんが来たから頑張ったなんて
言われたら嬉しいもの。
今しかないこの瞬間。
忘れたくない。
(出来れば、お母さんがいない時も頑張ってね)