『読みたいことを、書けばいい。』を読んだら、父に連絡を取りたくなった話。
読みに来て下さり、ありがとうございます。
積読は積んでこそ積読!と、とうとう開き直り始めた ゆにです。
読書のスピードが上がって、本を積むスピードも加速してます。
私が本を読んでいると、長男も本を読むようになったので、もしかしたらいい影響を与えているのではと、ますますつけあがっています。
今日も懲りずに読書の話です。
やっと、フォロワーさんおすすめの本を読みました。
世界の蒼広樹さんが薦める本です。
66日ライラン仲間のlionさんも、数日前にレビューを投稿しています。
ずっと前から買ってあったけど、いざ読み始めたら1日で読み終えてしまいました。それぐらいテンポよく読める本です。
ユーモアが散りばめられているから面白いし、著者の田中泰延さんの開き直りに近い文章術も学べます。
本の全体の内容については、上のお二人の記事を読むのが良いと思いますが、私が心に残った箇所の引用も載せておきますね。
本で読んだことをすぐに生かせるわけではない。でも蓄積して文章を書き続けていれば、いつか読書で得たことを文章に活かせるかもしれない。そして、それが読者に届くかもしれない。
これからも、ジャンルを問わずに色々な本を読もうと思わされました。
読む経験や感動が、私の糧になると信じて。
そのためには、感じる心を忘れずに。
ところで、田中さんが「わたしはこんな本を読んできた」と、本を紹介するページがあります。そこに、見覚えのあるタイトルと著者が書かれてました。
絶対どこかで見たことがあるはず…
著者が有名だから、ではなく、背表紙を見た記憶がある。
あ!
父の本棚で見たんだ!
私の父は読書が好きで、実家の本棚には父の本が所狭しと並んでいます。
特に好んで読むのが、開高健さんと中島らもさん。
持ってる本だけでは飽き足らず、定期的に図書館で本を借りてくるほど好きな作家さんなのです。
田中泰延さんが読んだ本、父から借りれるかも。
思い立ったら即行動の私。
さっそく父に電話します。
「もしもし父さん?あのさ、中島らもと開高健の本、貸してほしいんだけど」
「は?お前の趣味じゃないだろ?どうした?どこかに頭ぶつけたか?」
「ぶつけてないし元気だよ。で、本貸してくれる?」
「いいけど、ちゃんと返せよ」
「え、借りパクするって思ってる?そんなことしないよ」
これで何とか交渉成立と思ったところ、父が意外なことを言い始めました。
「ところでお前、成瀬がなんとかって本持ってる?」
「あぁ。『成瀬は天下を取りにいく』ね。持ってるよ。まだ読んでないけど、続編も持ってる」
「オレ、お前と一緒でミーハーだからさ。流行ってるから読みたいけど、勇気出せずに買えてないんだ。だから、持ってるなら、オレの本と交換な」
「そっちこそ、借りパクしないでよ」
「するわけないだろ。オレだぞ」
かくして、父の『中島らもエッセイ・コレクション』と、私の『成瀬は天下を取りにいく』を交換する話がまとまったのです。
週末、実家へ本を交換しに行ってきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。