day7/260 サロンを閉めるまで
カウントダウンして7日が経った。
昨日は父の誕生日だった為、2日間のお休みを取った。
ディナーを予約していざ、お店へ、と思ったら父の機嫌が悪いこと。プレートもケーキも用意して貰ったけど、些細なことで激怒して帰ってしまった。弟と二人でお店へ謝りに。
些細な出来事かもしれないが、大切なひとに傷付けられることは、正直かなり悲しい。母はもう限界そうだ。
人も物も断捨離が大事。
捨てるわけではなく、離れること。断つこと。
初めてそうして大事さがわかるのだと思う。明日があるという当たり前。いつでもご飯が食べれると言う当たり前。何しても戻ってくるという当たり前。
本当に当たり前にあるだろうか?
元々あったものだったのだろうか?
違う。その当たり前はきっと当たり前ではない。
その一言が最後かも知れない。
その行動が最後かも知れない。
そう思って生きたらきっと、大切なひとを傷付けるということには至らないと思う。
どうして子供の頃は出来たことができなくなるのだろう、どうして大人になると忘れてしまうのだろう。
仕事よりも裕福になることよりも、もっと大切なもの。
肉体を離れる時、持っていくことができるのは魂だけだ。何故、気付かない。母の涙を見て怒りが込み上げた。