漫画みたいな毎日。「前世と適量の関係性とは。」
連休中は大雨のため、買い物に出るのをサボっってしまった。
ということで、家にある材料で黙々と料理することとする。
しかし、めぼしい食材がない。
いや、ないというもの、思い込みだ、と、冷蔵庫や冷凍庫、乾物ストックの籠の中を何度も覗き込む。
そして、頭の中で作るものを組み立てていく。
今日の夕飯、そして、デザート、日々のおやつ、ついでにストックが無くなった調味料でも作ろうか。
そして出来上がった今日の品々。
・胡瓜と若布の酢の物(切って和えるだけ。簡単。)
・切り干し大根と枝豆のポン酢サラダ(水に戻して和えるだけ。簡単。)
・庭の畑のズッキーニソテー(焼くだけ簡単。)
・豆乳プリン1.2L×2バット(フレーバーは、バニラとカカオ)
・オートミール&ナッツ&炒り玄米入りチョコレート/日本酒漬けレーズンチョコレート(カカオマスを1キロ使用)
・甘酒コチュジャン(冷凍保存していた玄米甘酒と韓国粉唐辛子と塩を混ぜて寝かせるだけ。簡単。)
今晩のメインは、ハーブソルトで下味を付けた桜鱒をムニエルにすることにした。
自家製2年味噌の大根の味噌汁と炊きたて玄米でいただこう。
梅を漬けるのに使った赤紫蘇で仕込んだ柴漬けも食べよう。
甘酒コチュジャンは、辛いものを食べられない二男と末娘がいるので、あとがけで、麻婆豆腐や餃子のタレに入れて大人が楽しむ調味料。
しかし、豆乳を1.2リットル使ったプリンを2種類とか、1キロのカカオマスを使ってチョコレートとか、どれだけ食べるの?!この家族は?!と思われる方もいらっしゃるだろう。
食べるのですよ・・・。
あっという間に・・・。
我が家では、カレーなども容量10リットルの圧力鍋を使って作るのがスタンダード。学校給食?!と友人に驚かれることも少なくない。でも、「足りないより余るくらいに」と思ってしまう私は、味噌汁さえも、鍋から溢れるギリギリのラインまでたっぷり作ってしまう。
聴く所によると、中国では、余るくらいに作り、客人をもてなすとか。
大陸は繋がっている。
そんな私を長年見ている夫は、「きっと前世は、餓死したんだね。可哀想に・・・。」とつぶやく。
更に、高いところが苦手、狭いところも苦手、スピードの出るものが苦手なので、夫の見立てによると、
「きっと前世で、狭い箱に閉じ込められ、高いところから物凄いスピードで落とされて餓死した中国に暮らしていた人なんだね・・・。」
・・・どういう考察なのか。
・・・とても不幸度が高い。
なんにもないなぁ・・・と思いながら、料理を始め、着々と何かが出来上がっていく様子が、私を回復させる。
料理は瞑想でもあり、リハビリでもあると思う。
あとは、好きな人たちと、頬張って食べること、食べる姿を見ることが、最大の回復のエネルギーとなる。
大変な前世から、ご飯をたっぷり作れる今世は、お陰様でそれなりに平和である。
さぁ、明日からも、ぼちぼちと行こうか。